(3368) 知っておくべき 7 カ条2019/04/27 02:04

今日から, 国内初の大型 10 連休がスタートする. 皆さんはどんな計画をお持ちなのだろうか?

私の施術所は連休中も開けておりますので, 緊急の場合は遠慮無くご相談下さい.

さて, 以下は, 中川 恵一先生 (東大付属病院放射線科准教授):が日経に連載している 「がん社会を診る」 からの引用である.

多くの癌患者が 「まさか自分が」 と言いますが, 膀胱癌に罹患した私もその 1 人です.

34 年間も癌医療に携わって来た専門医の私ですらそうなのですから, 私たちは自分が癌になると言った意識は持たない様に 「プログラム」 されているのかも知れません.

今回, 自身の経験を踏まえて, 最低知っておくべき点を 7 カ条に纏めてみました.

(1) 症状を出し難い病気

癌は少々進行しても症状を出しません.

樹木 希林さんが乳癌の全身転移を抱えながら 5 年も映画などで活躍出来た事からも分ります.

ましてや早期癌では先ず症状は出ないと言えます. 私の膀胱癌もそうでした.

(2) リスクを減らせる病気

男性の場合, 癌の原因の半分以上が生活習慣で, 遺伝は 5% 程度に過ぎません.

癌のリスクは自身で大幅にコントロール出来るのです.

(3) 運の要素もある病気

ヘビースモーカーで大酒飲みでも癌にならない 「運のよい人」 もいます.

逆に, 完璧な生活習慣でも癌になる人もいます.

検診も総ての癌を見付ける事は不可能です.

癌には運の要素もある事は確かです.

(4) 早期なら 95% が治る病気

癌全体の 5 年生存率は 65% 程度ですが, 早期癌に限ると殆どが治癒します.

治療に要する時間やお金など, コストも進行癌より遙かに少なくて済みます.

(5) 生活習慣 + 早期発見が大事

禁煙や節酒で癌のリスクを下げる事は大切ですが, 運悪く癌になった場合にも備えておく必要があります.

それが早期発見.

生活習慣の改善と早期発見の 2 段構えが何と言っても大切です.

(6) 早期発見のカギは癌検診

早期癌は症状を出す事は稀ですから, 絶好調であっても定期的に 「癌検診」 を受ける事が必要です.

先ずは, 五大癌 (胃, 大腸, 肺, 乳, 子宮頚癌) の検診をきちんと受けて下さい.

(7) 治療法も選べる病気

手術以外にも放射線治療と言う選択肢もあります.

薬物療法も進歩しており, 癌治療は選べる時代です.

癌にならないと思う 「本能」 に逆らうのは難しいとしても, 最低限この 7 カ条だけは知って戴きたいと思います. (引用終り)

Have a nice weekend!
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