(3348) 「炭水化物食べたくなる」 神経細胞2019/04/07 02:58

食べ物に含まれる栄養素のうち, 脂肪と炭水化物のどちらをより多く求めるか, に関わる神経細胞をマウスで特定した, と自然科学研究機構生理学研究所 (愛知県岡崎市) と琉球大の研究チームが発表している.

生理研の箕越 靖彦教授 (神経内分泌学) に因ると 「ストレスによる甘い物の食べ過ぎや, 肥満の人が脂肪を好む原因の解明につながる」 との由である.

食べ物を選ぶ際は, 味や見た目などで決める他, 体内で不足する栄養素を積極的に摂ろうとする働きがある事が知られているが, 詳しいメカニズムは分っていなかったと言う.

チームは, マウスは 1 日食べなかっただけで, 肝臓に蓄えた炭水化物が枯渇し, 次に食べる時は, 脂肪よりも炭水化物を選ぶ点に着目している.

その結果, 絶食後のマウスの脳内で, 糖の代謝に関わる酵素の働きが活発になっている事を発見したのである.

更に調べると, ストレスを感じた時に反応する 「CRH ニューロン」 と言う神経細胞で, この酵素が働いている事も判明した.

この酵素を働かせたマウスでは, 絶食しなくても炭水化物を多く食べる様になり, 脂肪を取る量は減少した.

一方, 酵素の働きを抑えたマウスでは, 絶食した後でも炭水化物の摂取量は増えず, 脂肪の方が多かったと言う.

肥満は万病の元, と良く言われるが, 肥満予防に繋がる事を期待したい.

Have a nice weekend!
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