(4144) 辛い体験の意味を考える2021/03/04 02:27

今日も, 昨日に引き続き, 大野先生の 「こころの健康学」 を引用したい.

人生をもう一度生き直してみたいか, と尋ねられたらどの様に答えるか, と考える事がある.

私は若い頃から不自由な生活を送って来たと感じる事が多いからだ.

先週書いた様な現実的な不自由さだけでなく, 中学生から親元を離れて下宿生活を始めた事, 中高時代に落ち零れた事, 大学に何年も入学出来なかった事, 米国留学時代に惨めな思いをした事など, 精神的な不自由さや辛さを体験して来たと思うからだ.

然し, 人生を生き直したいかと問われたら 「もう十分だ」 と私は答えたい.

それには 2 つの意味がある.

一つは, 辛い体験をもう二度と味わいたくないからだ.

然しそれ以上に, その辛い体験が必ずしも悪い体験で終らなかったからだ.

今年出版した 「『心の力』 の鍛え方: 精神科医が武道から学んだ人生のコツ」 にも書いたが, 落ち零れても受け容れてくれる仲間がいた.

運良く大学にも合格して, その後様々な良い体験をする事が出来た.

米国留学でも掛け替えのない体験をする事が出来た.

私の人生は決して悪くはなかった. それ処か, 素晴らしい家族や仲間, 先輩に支えられて, 忘れられない体験が出来た.

そう考えると, これまでの人生を大事にしたいと言う思いが強くなる.

12 月 7 日の本紙朝刊 1 面のトップ記事では 「逆境が壊す働き方の常識」 と題して, 厳しいコロナ禍だからこそ可能になった改革について書かれていた.

私も, 辛い体験をしたからこそ, 心に残る生き方が出来たのだと考えている. (引用終り)

ものは考えよう次第. プラスにもマイナスにも考える事が出来る.

Positive Thinking. 前向きに捉える事が大切, と言う事なのだろう.

Have a nice day!
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