(5069) 高齢者, 交流少ないと脳が萎縮!2023/09/17 02:45

九州大学や岩手医科大学などは, 周囲の人との交流が少ない高齢者では脳の萎縮が進み易い事を突き止めた.

全国 8 地域で認知症を発症していない 65 歳以上の約 9000 人の脳画像を分析するなどして明らかにした.

高齢者の孤立を防ぐ事が, 脳の萎縮や認知症の予防に繋がる可能性があると言う.

青森県弘前市や東京都荒川区, 福岡県久山町など 8 地域で 2016 - 18 年に調査した.

「友人や同居していない親族と, 電話や行き来などで, どの程度交流がありますか」 と言った質問をし, 交流の頻度を調べた.

脳の磁気共鳴画像装置 (MRI) 検査や健診データと合せて解析した処, 交流頻度が 「毎日」 「週数回」 と答えた人の脳の容積に差はなかった.

「月数回」 「殆どなし」 と頻度が下がるにつれて, 脳の容積がより減っていた.

側頭葉や後頭葉など, 認知機能に関連する脳の部位も同様の傾向が見られた.

交流が少ないと関連部位の容積が減少した.

これまで, 交流頻度が少ない人は認知症の発症率が高いと言う国内外の研究報告は幾つかある.

然し, 1 万人規模で健康な人を対象に脳の MRI 画像を調べ, 交流頻度との関連を調べた研究は世界初だと言う.

九州大学の二宮 利治教授は 「脳の萎縮が起っている事がデータから裏付けられた」 と説明する.

今後は追跡調査を実施し, 孤立と脳の変化や認知症発症との関連を詳細に調べる予定と言う.

成果は米医学誌ニューロロジーに掲載されている.

Have a nice weekend!
-------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@jcom.zaq.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.