入浴考 (1)2012/09/09 03:27

かつて, 本ブログで 「お風呂の効用」 を採り上げた.

若干重複する処はあるが, 再度, 入浴について考えてみたい.

1) 身体のバイオリズムを整え, 良質な眠りを得る
入浴するのは, 身体を清潔に保つのが最大の目的である. だが, それだけならば, シャワーを浴びるだけでも目的は達成される.

然し, 西欧と違い, 日本には太古の昔から 「温泉」 に愉しみを見出し, 湯治 (トウチ) と言う言葉もある様に, 病気を癒し, 健康を恢復するためにも利用されて来た.

近頃では, 様々な入浴の楽しみ方, 活用法が拡がって来ている様だ.

毎日忙しく働いている現代人は, 平日は, 就寝前に入浴する人が多いのではないだろうか?

この様な人たちは, お風呂に浸かって一日の疲れを癒し, グッスリ眠りたい, と考えている筈である.

では, 良質の眠りを得るための入浴はどうあるべきか考えてみよう.

人間の身体には, 1 日の活動を司るバイオリズムが存在している事は, 本ブログで幾度か言及している.

体温にもそれがあって, 身体の中心部の深部体温は 37 ℃前後で一定している.

が, 昼間の活動期は, それより若干高めで, 夜寝ている時はやや低くなるのである.

人が眠りに就くには, この深部体温がスムーズに下降すると良質の眠りが得られる, との説がある.

とすれば, 布団に入る前に, 風呂に入って身体の中心部を温めてやるのが効果的だと言う事になる.

但し, 入浴は, 生理学的にみると, 運動をするのと同じで, 交感神経を刺激するので, 疲れを覚えてしまうほどの入浴は交感神経を興奮状態に高めてしまうので要注意なのである.

Have a nice weekend!
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