(1446) 逆転の発想2014/02/09 03:01

関東地方は, 昨日の早朝から雪が降り始め,たが, 次第に激しさを増し, 夜まで降り続いた.

東京では積雪が 20 センチを超え, 16 年振りの大雪となったとの事である..

私事に至って恐縮ではあるが, 昨日は故郷に帰って法事を予定していたが, 急遽, お寺さんに連絡を取り, 予定を延期して貰った.

若し決行していれば, 帰省する道中, スリップ事故を起こしていたか, 道路で立ち往生をしていたに違いない.

関係者にはご迷惑をお掛けしたが, 無理をしなかったのは正解だった様だ.

雪と言うと, 除雪の手間や交通機関の乱れを齎すなど, 兎角, マイナスのイメージが強い.

けれども, 逆転の発想で, 雪を夏の冷房エネルギーなどに活用する研究を推進している人がいるのである.

昨日の日経夕刊に, 媚山 政良 (コビヤマ マサヨシ) 室蘭工業大学大学院工学研究科特任教授が紹介されていた.

冬に積もった雪が解ける時に出す冷気を, 夏に冷房などに活用する雪冷房システム研究の第一人者だそうである.

媚山氏によると, 「東北の日本海側などが豪雪地帯と呼ばれが, 世界を見回すと最低気温がマイナス 40 度まで下がる様な地域は雪がそう多く積もらない. 平野部でも積雪が 2 - 3 メートルを超える地域は世界的にも少ない」 と言う.

彼の研究目的は, 「こうした地域の人々の暮しを豊かにする」 ため, との由.

例えば, 道東の幕別町に, 1985 年に長イモやニンジンなど根菜類を保存する雪室を完成している.

冷気とともに程よい湿度が保てる雪室は, 冷蔵倉庫で保管するよりも品質劣化が少ないメリットがあると言う.

また, 湿度を少し抑えてやれば, 雪室は米の保存にも適すると言う.

更に, ハードルを一つずつ越える形で, 自治体施設の冷房システムや雪冷房を備えた戸建て住宅、集合住宅などを実用化しているとの事.

電力も, 捨て場がなく, 核のゴミが溜まる一方の原子力に頼るのではなく, 地熱発電や海洋発電, 風力発電など, 自然のクリーンエネルギーに切り替えるべきなのであろう.

処で, 今日は東京都知事選.

過去に自民党を批判して新党を結成した舛添サンを, 批判された自民党が支援すると言う理屈の通らぬ事が罷り通っているし, 一方では佐川急便からの献金問題で首相を辞任した細川サンが原発即時廃止を訴えて立候補している.

事前調査では, 舛添サンが一歩リードしているとの事であったが, 都民はどちらを選択するのであろうか?

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (カモ・シリーズ)

Have a nice weekend!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.
・モニター希望者募集中. (詳細お問合せ下さい.)

コメント

トラックバック