(1800) 医師, 患者の父親に「死ね!」 発言2015/01/29 02:29

昨日の日経夕刊によると, 静岡県の磐田市立総合病院で, 男性医師が, 診察を受けた女児 (6) の父親に 「死ね!」 などと暴言を吐き, 口論になった事が動画サイトで話題になる問題があり, 同病院は 28 日までに発言内容を認めて謝罪し, 医師を厳重注意したと言う.

父親はブラジル人で, 医師と言い争う様子をスマートフォンで撮影し, 動画サイト 「ユーチューブ」 に投稿.

動画サイトでは, 父親が医師の 「死ね!」 という発言に抗議し, 医師が謝罪する姿などが映っているらしい.

同病院によると, 女児は昨年 12 月 24 日深夜, 脚を中心に内出血し, 紫斑病の疑いで運び込まれている.

診断に当った 20 代の男性医師は 「緊急性は高くない」 と判断. 翌日改めて受診するよう女児の父親に話したが, 納得しなかった父親と言い争いになった様だ.

同病院の担当者は 「二度とこの様な事がないよう再発防止に努める」 と話していると言う.

昨年, 大ヒットしたドラマに 「アンタ にとっては, 何百人, 何千人といる患者の一人に過ぎないかもしれないけれど, 患者にとってアンタは, 自分の命を託した, たった一人の医者なんだよ!」 と言う台詞があった.

医者は, 「命を預ける」 患者の視点に立って判断する事, 患者の気持に寄り添う事, が常に求められている事を, 肝に銘じなければならないのである.

かつて, 本ブログで採り上げた様に, 「灸は身を焼くにあらず, 心に燈を點すものなり」 との想いが大切なのだ.

Have a nice day!
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