(2106) 障害児育てるチンパンジー (2)2015/12/01 02:43

生まれたばかりのチンパンジーの赤ちゃんはしがみつく力が弱いので, 母親が片手を添えている.

この子はなかなか自力で掴まれる様にならず, クリスティーナはしょっちゅう片手を添えていた.

そのため木に登って果実や葉を取って食べるのに苦労していた.

15 歳の兄と 10 歳の姉が同じ群れにいた.

姉は障害を持つ妹の面倒をよくみた. 抱く, 運ぶ, 遊ぶ, 毛繕いする.

クリスティーナも, 特に果実などを採って食べる時にこの子を預ける様になった.

姉に近づいたり, 姉の腕をひっぱったりして 「抱いて」 と言う様に促す.

子どもが生後 1 歳になる頃は, 母と姉が交代で面倒をみていた.

時間にして母が 6, 姉が 1 位の割合だ.

ただ, 姉も 12 年 11 月に出産すると, 自分の赤ちゃんの世話に忙しく,
妹の世話は見られなくなった.

この子は 23 カ月, 詰り, もう直ぐ 2 歳という頃まで生き延びた.

姉が世話を止めて程なく亡くなった事を考えると, 姉の世話はとても重要だったのだろう.

一方, 兄は障害を持つ妹の面倒をみる事はなかった.

ただ彼がクリスティーナに毛繕いしている時に, 一度だけ女児に触れる様子が観察された.

群れの仲間のチンパンジーは, 障害を持つこの子も他の子も同じ様に接した.

覗き込んだり, 触ろうとする. 特に嫌悪や恐れは示さない.

だがクリスティーナは, 過去の出産の時と打って変って, 非血縁者にはこの子を決して触らせなかった.

Have a nice day!
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