(4204) 首長竜の食事習慣, 現生鳥類と類似性!2021/05/03 02:26

東京都市大学の中島 保寿准教授らの研究グループは, 1 億年前の首長竜が餌を食べる時に, 現代の鳥類と同じ様な習性を持っていた事を突き止めたと言う.

即ち, "消化し難い食べ物などは, 固めて吐き戻していた" のである.

中島准教授らの研究グループは, 九州の八代海に浮かぶ獅子島 (鹿児島県長島町) の 1 億年前の白亜紀中頃の地層から発掘された首長竜 「サツマウツノミヤリュウ」 の化石の下顎の部分を調べた.

その結果, そこは他の動物の骨格の破片が固まった物体で, 胃で消化出来ずに食道を逆流して吐き出されたものだ, と結論付けている

消化し難い肉や魚などを体内で固めて吐き出す習性は, 猛禽類や陸上の爬虫類などで確認出来ると言う.

首長竜は, 中生代三畳紀後期 (約 2 億 500 万年前) に現れた爬虫類と考えられているが, 絶滅後の現在は似た特徴を持つ動物が存在しておらず, 生態には未だ謎が多い.

時折, ネコが身体に良くないものを食べた物を吐き出しているのを目にする事があるが, あれも同様の行為なのだろう.

「自然の摂理」 と言うものは, 様々な処に現われていると知る事が出来る.

Have a nice holiday!
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