(4211) 愛情ホルモン 交尾促す2021/05/10 02:30

脳で作られ, 出産や授乳のほか, 愛情や信頼など社会性にも関係するホルモン 「オキシトシン」 が, 勃起や射精などを司る脊髄下部の神経を活性化させ, 雄の交尾活動を促す事を, ラットの実験で明らかにした, と岡山大の坂本 浩隆准教授 (神経内分泌学) らのチームが発表している.

男性の射精後に血中のオキシトシンが増える事は知られていたが, そのメカニズムは不明だった.

今回発見した仕組みは哺乳類が広く共有している可能性もあると言う.

坂本准教授は 「オキシトシンは母子関係の形成だけでなく, 夫婦や恋人関係にも影響するのかもしれない. 男性の性機能障害の治療にも繫がるのではないか」 とコメントしている.

実験で雄のラットの脊髄にオキシトシンを投与したり, 脳でオキシトシンを作る神経を働かせたりすると, 腰周辺の脊髄にある性機能に関係する神経が活性化した.

逆にオキシトシンが働かなくなる薬を与えると, 実験に使った 9 匹のうち 8 匹で挿入回数が減り, 6 匹は射精しなくなった.

また, 脳の神経細胞の一部が脊髄を通って腰の辺りまで伸び, 性機能神経の周辺でオキシトシンを放出する事も判明した.

坂本准教授は 「目的地にある多数の神経に一挙に届ける上で効率的な仕組みなのだろう」 とコメントしている.

一般に 「愛情ホルモン」 とか 「幸せホルモン」 とか称されている性ホルモン 「オキシトシン」 だが, 陣痛促進剤としても恩恵を蒙っている.

"インポテンツ" に悩む男性は想像以上に多い様で, 当鍼灸院にも “鍼灸治療” を求めて来る患者さんが存在する.

何れ, 勃起不全が治る様になると, 当に 「幸せホルモン」 としての本領発揮となる訳である.

鍼灸師としても, 脳からオキシトシンが多く放出される様な 「ツボ」 を探し出し, 鍼灸治療に活用すれば, 患者さんの悩みを大幅に解消する事も可能となる筈である.

Have a nice day!
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