健康小話

経済産業省と原子力発電環境整備機構 (NUMO) は 23 日, 原子力発電所の使用済み核燃料から出る高ﾚﾍﾞﾙ放射性廃棄物 (核のごみ) の最終処分を巡り, 一般向け説明会を東京都内で開いている.

22 日の閣議決定で, 国が処分地選定を主導する方針に転じたのを受けた措置で, 国民の理解を得るのが狙いだと言う.

経産省と NUMO は 6 月末までに全国の主要 8 都市で同様の一般向け説明会を開く計画である様だ.

強い放射線を発する核のごみは地下 300 ﾒｰﾄﾙより深くに埋める案が有力だが, 場所は未定である.

高ﾚﾍﾞﾙ放射性廃棄物はｶﾞﾗｽ固化するものの, 半減期が数万年の MA と高発熱量 FP が混入しているため, "冷却しながら 30 年, その後数万年の保管が必要" になる.

全く気の遠くなる様な話なのである.

我が国の使用済み核燃料は, 既に 1 万 5 千ﾄﾝ近くに達している.

福島原発事故による汚染土を初めとする放射能汚染物の最終処分地さえ決定出来ていない現状である.

果して, 核のごみなど何処の自治体が受け容れて呉れると言うのであろうか?

原発が一番ｺｽﾄが安い, と言う説にも大いなる疑問があるが, 原発の問題はｺｽﾄではない筈である.

極めて重要な問題が先送りされ, 未解決のまま, 原発は再稼働に向って突っ走っているのだ.

何十年も, 何百年も後に, 二進も三進も行かなくなる問題など, 安倍さんは 「自分の世代で責任を持って解結すべき問題」 とは考えていないのであろう.

Have a nice day!
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