(5153) インスリン作る膵臓細胞をマウスで再生2023/12/10 01:29

東北大学は血糖値を下げるインスリンを作る膵臓の細胞を再生する事にマウスで成功したと言う.

糖尿病の多くは, インスリンを作る細胞が減少して血糖値が上がり発症する為, 治療技術の開発に繋がる可能性がある.

血糖値を下げる働きをするホルモンのインスリンは, 膵臓にある β 細胞で作られる. 糖尿病は β 細胞が減ったり, 働きが弱まったりしてインスリンの分泌量が減り, 血糖値が上昇して発症する.

治療は食事を管理したり, インスリンを投与したりして血糖値を制御しているが, 病気自体を治す有効な方法はない.

研究チームはマウスで, 脳から膵臓に情報を伝達する神経を光で刺激して, β 細胞を再生する方法を開発した.

遺伝子改変によって, 動物の神経細胞中に, 光に反応する蛋白質を作って操る 「光遺伝学 (オプトジェネティクス)」 の手法を用いたと言う.

マウスの遺伝子を改変して, 青い光を当てた時にだけ, 膵臓に情報を伝達する神経が活性化する様にした.

脳から膵臓に繋がる自律神経だけを 3 時間刺激すると, インスリンを作る β 細胞の数が増え, インスリンが 2 倍近く分泌された. 人工的に β 細胞を壊し, 約 2 カ月間刺激を続けても, 血糖値の上昇は抑えられた.

狙った神経だけを刺激出来る装置を開発すれば, β 細胞を増やせる可能性がある.

東北大の今井 淳太准教授は 「新しい治療方法になるのではないか」 と見ている.

研究成果は英科学誌 「ネイチャー・バイオメディカル・エンジニアリング」 に掲載されている.

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