健康小話

3) なぜ, 日本で発酵食品の文化が栄えたのか?

地球上で発酵文化を持っているのは, 基本的に東南ｱｼﾞｱと東ｱｼﾞｱだけです.

所謂, 高温多湿地帯ですね.

ｶﾋﾞが生え易いだけではなく, 色々な微生物が繁殖し易い.

この地帯には川も多く, 魚が沢山獲れます. 然も, 川があれば海からは塩を運ぶ事もできます.

そういう条件が揃い, 保存のための発酵の知恵が発達したと考えられます.

発酵食品の良いところは, 第一に, 一度発酵したものは腐敗しないという事です.

牛乳を夏に室温で放っておくと腐敗しますが, これに乳酸菌を加え培養するとﾖｰｸﾞﾙﾄができるというような事です.

二番目に, 発酵食品にすると, 栄養価がｸﾞﾝと高まるという事です.

大豆は納豆になるとｱﾐﾉ酸が 200 倍, ﾋﾞﾀﾐﾝが 15 倍ぐらいになります.

甘酒などは特に優れています.

甘酒は炊いたご飯に米麹を入れて作るのですが, 米の澱粉がﾌﾞﾄﾞｳ糖になり, 驚く事にﾋﾞﾀﾐﾝ B1, B2, B6, ﾊﾟﾝﾄﾃﾝ酸など, 人間が必要とするﾋﾞﾀﾐﾝが山のように含まれています.

麹菌が増殖するときに, 大量のﾋﾞﾀﾐﾝが生成されるんですね.

甘酒とはまさに総合ﾋﾞﾀﾐﾝ溶液 "飲む点滴" とも呼ばれています.

Have a nice day!
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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
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