(1487) 慢性痛に関与する蛋白質2014/03/22 02:45

末期癌や糖尿病, 神経痛に伴う慢性的な痛みには, 「HMGB1」 と言う,蛋白質が関与していると言う.

この蛋白質は, リウマチとの関連が知られる炎症性物質であるが, 広島大大学院の仲田 義啓教授 (薬理学) らのグループが, 岡山大大学院との共同研究で突き止めたものである.

仲田教授によると, ラットの腰部にある座骨神経を縛って慢性的な痛みを生じさせる実験を行った処, 実験開始 3 日目から脊髄の神経細胞に HMGB1 が増加し, 痛みが発症した.

更に, モルヒネなどの既存鎮痛薬では効き難い慢性期の痛みが, HMGB1 の抗体で抑えられる事も確認出来たとの事.

末期癌の患者さんの痛み緩和のため, マッサージを施しているが, 患者さんの苦痛に耐えようとしている姿には誠に胸を塞がれる.

痛みと言うものは我慢出来ない症状であり, 新たな治療薬の早期開発に繋がる事を期待したい.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (春の息吹 : ウメ)

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