(3437) 精神疾患患者, 26% が拘束経験2019/07/05 02:33

統合失調症を初めとする精神疾患患者の 26% が, 医療機関で身体拘束を受けた経験を持っている.

この事が精神障害者の家族などでつくる 「全国精神保健福祉会連合会」 の調査で判明している.

また, 拘束が 48 時間以上に亘るケースもあったと言う.

調査は 2017 年 10 - 11 月, 同会の会員の患者家族ら 7130 人を対象に調査票を送付し, 回答を求めたもの.

患者本人の身体拘束の経験の有無についての質問では 2486 人が回答し, 649 人 (26.1%) が 「ある」 と答えている.

「ある」 と答えた人を対象に身体拘束を受けた期間について聞いた処, 「48 時間以上」 と答えた人が 30.9% に上り, 最多であった.

「24 時間以上 48 時間以内」 (17.0%) )がこれに続いていた.

身体拘束があった時, 家族がどう感じたかを尋ねた設問 (自由記述) では, 「仕方がない」 「やむを得ない」 などの冷静な意見が多くみられた一方, 「可哀想」 「ショックだった」 「涙が出た」 と言うコメントも目立っている.

自由記述の中には, 医師から身体拘束について十分な説明がなかった事を訴える回答が含まれており, 「患者の人権を尊重し, 時間を懸けて話を聞いて欲しい」 と言う意見もあった.

精神科病院では, 患者が自らを傷付ける恐れがあると指定医が判断した場合などに限り, 精神保健福祉法で拘束や隔離が認められている.

同会の担当者は 「欧米では精神疾患の患者の身体拘束は稀で, あっても 20 時間が限度. 日本の現状は先進国として異常だ」 と指摘している.

精神科病院では人手不足が常態化しており, 患者に目が行き届かない為, やむを得ず拘束するケースがあるといい, 「国は十分な人員配置など対策に取り組んで欲しい」 と強調している.

厚生労働省の集計では, 精神科病院で手足をベッドに括り付けるなどの身体拘束や, 施錠された部屋での隔離を受けた入院患者は 14 年時点で 1 万 682 人となっている. 10 年間で略倍増している.

Have a nice day!
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