糖尿病を惹き起す蛋白質 TBP-22011/02/10 02:26

この程, 京都大学の増谷弘准教授らの研究チームは, 「TBP-2」 と呼ばれる蛋白質の働きを妨げると, 血糖値を下げるインスリンの分泌能力が高まる事をマウス実験で突き止めたとの由.

糖尿病になる肥満マウスでこの蛋白質を働かなくした処, 肥満そのものは改善をみなかったものの, インスリンの分泌能力が高まり, 高かった血糖値は正常マウスと同程度にまで下がったと言う.

この事実は, TBP-2 の働きを阻害する薬剤を開発できれば, 糖尿病の治療に役立つ可能性のある事を示唆している.

我国における糖尿病の患者数は 700 万人を超えており, 糖尿病予備軍 (境界型糖尿病) を含めると 2000 万人に達すると言われている.

"生活習慣病" の一つとされている糖尿病は, 普段の生活習慣や食事などに注意をする事で予防できる疾患である.

朝食・昼食はしっかり, 夜は軽めに, 規則正しく三食を食べる事, 甘い菓子類やアルコール類など糖質の多い食品は控え目にする事, そして何よりも "適度な運動" を怠らない事が大切である.

最も効果的な運動は "ウォーキング" で, "前を向いて" "両手を大きく振って" "早足で" "大股で" 最低でも 20 分以上は歩くと良いだろう.

上記に述べた食生活については, 時々本欄で紹介しているが, 貝原 益軒の 『養生訓』 にも同じような主旨が度々説かれている. 『養生訓』 も捨てたものではないのである.

Have a nice day!
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