皮膚は第三の脳 (2) ― 2011/11/23 03:27

人体の発生過程は, 受精卵が細胞分裂し, まず外胚葉, 中胚葉, 内胚葉の 3 層が出来る.
次に, 分裂が進む過程で様々な器官が造られていくのであるが, 中枢神経系が出来るのは, 外胚葉からでで, 目, 耳, 鼻, 口といった感覚器もまた, 外胚葉が窪んで形成される.
窪まずにそのまま表面に残ったものが表皮となるのである.
繰返しになるが, 神経系, 感覚器, 皮膚は, 何れも外胚葉から形成されているのである.
「臓器の超エリートである脳と, 最後は垢になる表皮, この 2 つは驚くべき事に, 生まれは同じなのである. 基本的なシステムや細胞単位での行動も見分けが付かないぐらい似ている」 (「第三の脳」)
傳田理論は, 皮膚は脳と同じ情報処理システムを内蔵する臓器である, として捉えている.
詰り, 皮膚は, 「感じたり, 考えたり, 判断した結果に基づいて, 行動を起す」 臓器である, と言うのが傳田理論なのであるが, そう考える根拠は何だったのであろうか?
傳田氏に衝撃を与えたのは, カリフォルニア大学の皮膚科研究室による, 以下の実験レポートであったと言う.
先ず, 皮膚は, 成人の場合で, 一畳ほどの面積, 重さ 3 kg 程度の臓器である.
皮膚は, 最深部から順に, 「皮下脂肪」, クッションの役割を持つ 「真皮」, ケラチノサイトと呼ばれる細胞で構成される 「表皮」, その表面を覆う 「角層」 で形成されている.
皮膚の機能は, 何と言っても, バリア機能である.
角層が, 外部から異物の侵入を防ぐための防御壁となっている.
次に, 侵入しようとする菌を攻撃する免疫システムの役割も有している. 更に, 人間の体内にある水分を蒸発させない機能を備えている.
傳田さんによると, バリア機能にのみ注目されがちだった皮膚は, その人が受けるストレスの度合いに応じて免疫力が低下するのだと言う.
例えば, 強いストレスを受けると皮膚癌になり易いとの報告もあって, メンタルな状態と皮膚の免疫システムは関連性があるらしい.
とすれば, ストレスが多いと病気になる, と言う考えは, ある意味, 根拠があったと言う事になる.
Have a nice holiday!
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html
(なお, 診療予約時、「健康小話」 を読んだ, と言って戴いた患者さんは,
初診料が半額になります.)
往診も承っております.
心や身体に関する悩み事など, お気軽にご相談下さい.
E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp
English speaking clients are welcomed!
Premium Healing Oil Massage is available!
学割適用始めました!
次に, 分裂が進む過程で様々な器官が造られていくのであるが, 中枢神経系が出来るのは, 外胚葉からでで, 目, 耳, 鼻, 口といった感覚器もまた, 外胚葉が窪んで形成される.
窪まずにそのまま表面に残ったものが表皮となるのである.
繰返しになるが, 神経系, 感覚器, 皮膚は, 何れも外胚葉から形成されているのである.
「臓器の超エリートである脳と, 最後は垢になる表皮, この 2 つは驚くべき事に, 生まれは同じなのである. 基本的なシステムや細胞単位での行動も見分けが付かないぐらい似ている」 (「第三の脳」)
傳田理論は, 皮膚は脳と同じ情報処理システムを内蔵する臓器である, として捉えている.
詰り, 皮膚は, 「感じたり, 考えたり, 判断した結果に基づいて, 行動を起す」 臓器である, と言うのが傳田理論なのであるが, そう考える根拠は何だったのであろうか?
傳田氏に衝撃を与えたのは, カリフォルニア大学の皮膚科研究室による, 以下の実験レポートであったと言う.
先ず, 皮膚は, 成人の場合で, 一畳ほどの面積, 重さ 3 kg 程度の臓器である.
皮膚は, 最深部から順に, 「皮下脂肪」, クッションの役割を持つ 「真皮」, ケラチノサイトと呼ばれる細胞で構成される 「表皮」, その表面を覆う 「角層」 で形成されている.
皮膚の機能は, 何と言っても, バリア機能である.
角層が, 外部から異物の侵入を防ぐための防御壁となっている.
次に, 侵入しようとする菌を攻撃する免疫システムの役割も有している. 更に, 人間の体内にある水分を蒸発させない機能を備えている.
傳田さんによると, バリア機能にのみ注目されがちだった皮膚は, その人が受けるストレスの度合いに応じて免疫力が低下するのだと言う.
例えば, 強いストレスを受けると皮膚癌になり易いとの報告もあって, メンタルな状態と皮膚の免疫システムは関連性があるらしい.
とすれば, ストレスが多いと病気になる, と言う考えは, ある意味, 根拠があったと言う事になる.
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