貝原 益軒の 『養生訓』 を読む (51)2011/11/30 03:19

脾胃のきらふ物は生 (ナマ) しき物, 冷 (ヒヤヤカ) なる物, こはき物, ねばる物, けがらはしく清からざる物, くさき物, 煮ていまだ熟せざる物, 煮過して飪 (ニエバナ) を失へる物, 煮てひさしくなる物, 菓 (コノミ) のいまだ熟せざる物, ふるくして正味を失なへる物, 五味の偏なる物, あぶら多くして味おもき物, 是皆, 脾胃のきらふ物也. 是をくらへば脾胃を損ず, 食ふべからず. (巻第三 47)

ここは前節の反対に, 脾胃にとって食べては好ましくない物を挙げている.

特に解説は不要で, 新鮮でない物, 味の偏った物, 脂身の多い物などは脾胃に好ましからず, としているのである.

ここで言う 「ねばる物」 とは, 納豆やとろろ芋, 海藻などではなく, 古くて腐りかけてネバネバした物, との意である.

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