癌の転移に関わる酵素2013/01/06 02:50

この程, 慶応大学医学部岡田 保典教授 (病理学) と望月 早月講師らの研究チームは, 癌細胞の転移に大きな役割を果す酵素の特定に成功した, と発表している.

マウスの実験で, この酵素の働きを阻害すると, 転移を減らす事ができたのだと言う.

研究チームによると, 癌細胞は通常, 血管に入ると殆どが死滅するが, ごく一部が生き残って他の臓器に転移する.

然るに, 肺癌や乳癌の細胞で強く働いている ADAM28 という酵素が血液中の VWF という分子を分解し, 癌細胞はこの分子が引き起こす細胞死を免れる事が確認できたと言う.

遺伝子操作で酵素が働かないようにした肺癌の細胞をマウスに注射すると, 通常の肺癌細胞を投与した場合に比べ, 肺への転移が 1/6 に抑えられたとの事である.

今や, 日本人の 2 人に 1 人が罹ると言う癌疾患.

この酵素をコントロールする事で, 転移し易い肺癌や乳癌を初めとする, 癌細胞を抑制できれば, 人生は随分と違ったものになるに違いない.

今後の研究に期待したい.

Have a nice weekend!
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