(1467) アトピー性皮膚炎のメカニズム解明へ2014/03/02 02:36

この程, 兵庫医科大学の山西 清文主任教授は, 三重大学と共同で, アトピー性皮膚炎発症のメカニズムの一端を解明したとの事.

遺伝子操作をしたマウスの実験で, 「皮膚の細胞に存在する特定の蛋白質の量が増えると発症する」 事を確かめたもので, 治療薬の開発などに繋がると言う.

山西主任教授らは, 表皮細胞に存在する 「インターロイキン 33」 という蛋白質に注目したらしい.

通常のマウスに比べて, この蛋白質を約 10 倍作るマウスを遺伝子操作で得ており, その結果, 清潔な環境下で飼育しても, 顔や耳, 首などで皮膚炎の症状が出た事が確認された.

然も, 発症率は 100% だったと言う.

組織を採取するなどして調べた処, インターロイキン 33 の影響で, 白血球の一種でアトピー性皮膚炎の原因となる 「好酸球」 が増殖していたのである.

皮膚疾患, 特に, アレルギー性のものは慢性化し易く, 効果的な薬の開発が求められている.

発症のメカニズムの全容が解明され, 治療法が 1 日も早く確立する事を期待したい.

痛みに劣らず, 痒みもまた耐え難いものである.

本日のカット写真 : 氷に覆われたスロベニア地方

Have a nice weekend!
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