(1782) 下半身麻痺, 腕の振りで歩行機能恢復!2015/01/11 03:08

脊髄を損傷したりして, 下半身が麻痺し, 必死のリハビリにも拘らず, 車椅子生活を余儀なくされておられる人は少なくない.

そんな患者さんには希望の光とも思える技術が開発されつつある.

自然科学研究機構生理学研究所 (愛知県岡崎市) などのグループが, 歩行時に振った腕の筋肉から出る電気信号を, 装置で読み取って刺激に変換し, 腰の脊髄にある歩行中枢へ伝える事で, 脚を動かす実験に成功したと言う.

脳から下肢までの神経回路に人工的な迂回路を作れば, 脊髄損傷で下半身が麻痺した人でも, 腕の動作を元に歩行機能を取り戻せる可能性がある事が確認されたのである.

グループによると, 脊髄のうち, 腰部の 「腰髄」 にある 「下肢歩行中枢」 が, 脳の指令に基づき左右の脚を交互に出す複雑な動作を制御している.

グループは, 今回, 胸から腰に掛けての 「胸髄」 を損傷しても, 脳や腕, 腰髄の機能が残っているケースに着目したと言う.

実験装置は, 腕に貼る電極シートと制御用のコンピューター, 腰髄を磁気で刺激するコイルで構成される.

健康な成人男性に横向きに寝た状態で脚の力を抜き, 歩く様に腕だけを前後に振って貰って実験している.

その結果, 腕を動かすタイミングや動作量に応じて, 歩行中枢を刺激し, 脚を交互に前へ蹴り出させる事に成功した様だ.

電極などを体に埋め込む必要がないのが特長と言う.

生理学研究所の西村 幸男准教授 (神経生理学) は 「自分で動かせる腕を使って, 脚の歩行運動を制御できる. 姿勢の保持や安全性の確認に課題があり, 応用に向けて研究を進めたい」 とコメントしている.

神経回路と言うものは, 一旦損傷を受け, 切断されてしまうと, 修復は出来ないと考えられて来た.

然し, 最近では, 所謂, 迂回路を形成すべく, 切断された神経の断面から, 再び芽が成長してくる, との説を唱える研究者も出て来ていると聞いた事がある.

但し, その背景として, 例えば, 歩行訓練のリハビリを繰返すなどして, 脳によるイメージングが欠かせない様である.

何れにせよ, 極めて興味ある研究で, 何とか実用化に結び付けて欲しいものである.

今日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (オオハクチョウ・シリーズ)

Have a nice weekend!
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(1783) 「老い」 は病か? (1)2015/01/12 02:06

私の様な仕事をしていると, 高齢者の患者さんと接触する事が多い.

そんな高齢者の方の健康に関する悩みは, 一言では言い表せない程, 多種多様であるが, 共通しているのは 「症状がなかなか良くならない」 と言う点である様に思う.

若くて元気な時の自分の身体のイメージがその前提になっている様なのである.

然し, 「老い」 による身体症状の変化は, 所謂 「病気」 とは些か異なる性質のものであると思っている.

例えば, 100 メートル走を 10 秒台で走れたアスリートが, 年を重ねる毎に, タイムが落ちて行くが, これは所謂病気によるものではない.

言ってみれば 「老化現象」 なのである.

これと同じで, 高齢者は, 往々にして, QOL (生活の質) の低下を 「病気」 に因るものと思い込んでいる節がある.

それで 「良くならない」 と口にする事がある様に思う.

日頃, そんな想いを抱きながら, 施術を行っているのであるが, 先日以下の様なシリーズ記事に出会った.

日経夕刊に 「医師の目」 と題して, 時折, 斯界の医師がエッセイを寄せている.

今回紹介する筆者は, 高齢者専門の 「トランスクリニック等々力」 を経営する大蔵 暢 (トオル) 院長である.

「『老年医学』 で生活サポート」 と表題が付いている. (以下, 引用)

研修医時代, 高齢の女性患者を診察した時の事.

「血圧よし. 血糖値よし. 膝の痛みには痛み止めを出しておきますね」. テンポ良く診察を 5 分ほどで終え, 「お大事に」 と声を掛けて退室するよう促した.

すると女性と付き添いの娘の 2 人が, 伏し目がちに診察室を出て行きながら不満げな表情を浮かべた.

その時の光景がずっと心に引っかかり続けた.

その後, 米国留学中に老年医学と出合い, 医師としてのターニングポイントを迎えた.

医師になって 12 年目だったが, まさに目から鱗が落ちる様な経験をした.

老年医学の専門医らが, 多くの問題を抱える高齢患者を強固なチームワークで, まるで複雑に絡まった糸を解きほぐす様に分析, 解決して行った.

正常な 「老い」 の変化や, 譫妄や転倒など高齢者特有の健康問題である 「老年症候群」 の知識を積み上げ, 病気だけでなく 「老い」 や 「老年症候群」 が如何に高齢患者の生活に影響するのかを理解した.

医師として遅い決断だったが, 30 代後半で老年医学を志す決心をした.

帰国後, 都内の老人ホームで老年医学の実践を始めた. そして気付いた.

研修医時代に診察した女性患者は, 多過ぎる薬とその副作用に不安を抱いていた事. 毎朝の眩暈が重大な病気なのか, 一般的な老いの現象なのか分らず悩んでいた事. 看護の負担に苦しむ娘が福祉サービスの相談をしたかった事.

駆け出しの医師だった私は, 高血圧や糖尿病などの病気に捉われる余り, 女性や娘の家族の生活にまで考えが及ばなかったのだ.

若年層が人口の大部分を占めていた 20 世紀の日本では, 珍しい病気の発見や難病の治療にスポットライトが当った.

然し 21 世紀の超高齢社会. 「老い」 の影響で治癒が期待し難くなり, 多くの老年病が高齢患者や家族の生活を脅かしている.

一つ一つの病気を治療出来ないまでも, 人生の先輩方が病気や障害, 悩みを抱えながらでも, より長くより良く生きられる様生活をサポートする. そんな新しい医療が, 今求められていると感じている.

(引用終り)

我々の様な, 按摩・マッサージ・指圧師, 鍼灸師の仕事も, 大蔵医師が専門とする 「老年医学」 とオーバーラップする処がある

"一つ一つの病気を治療出来ないまでも, 人生の先輩方が病気や障害, 悩みを抱えながらでも, より長くより良く生きられる様生活をサポートする. そんな新しい医療が, 今求められていると感じている."

全く同感である. QOL や ADL (Activities of Daily Life) の質を落とす事の無いよう, サポートする, そんな施術ニーズが高まって来ている様に感じている.

Have a nice holiday!
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(1784) 「老い」 は病か? (2)2015/01/13 02:21

大蔵院長の 2 回目のエッセイ (副題 : 「当り前の 『虚弱』 に向き合う」) も感ずる処が多い. (以下, 引用)

元々小柄なのに, 腰が曲がって, より小さくなった高齢の女性 (82) が, 洗面所で転倒し左大腿骨を骨折した.

目がかなり悪く, 周囲が殆ど見えない. それでも持ち前の負けん気で, 老人ホームでも介護を殆ど受けずに生活していた.

整形外科医に 「手術をしなければ二度と歩ける様にはなりませんよ」 と言われた女性は, 骨折した大腿骨を人工骨頭で置き換える手術を受け, 3 週間ほどのリハビリを経てホームに帰って来た.

然し, 以前の負けん気は見る影もない.

「もう放っておいて...」 と部屋に閉じ籠り, 横になる事が多くなった.

老年医学には 「虚弱」 という重要な概念がある.

年を取ると, 病気にならなくても, 心臓や皮膚, 神経など, 全ての臓器の機能が低下する.

然し, 元々備わっている 「予備力」 があるため, 日常生活を送る上では余り問題にならない.

処が, 予備力が低下すると外部からの刺激に弱くなり, 一寸した事で直ぐに転んだり, 簡単に骨が折れたりする. 薬の副作用が出易いのもこのためだ.

ダメージを受けた時の回復のし難さももう一つの特徴.

折れた骨が再びくっつき, 落ちた筋力が元に戻るまで, 何時も以上に時間が掛かると言う肉体的な問題だけでなく, リハビリの意欲や持久力の低下と言った精神的な問題もある.

認知症の患者に至っては, リハビリそのものを理解出来ない.

虚弱とは, 見た目の弱々しさだけでなく, 内臓や知能, 感情を含めた, 人全体の 「老い」 なのだ.

それでは虚弱にどう向き合えば良いのだろうか.

抗加齢 (アンチエイジング) にも限界がある.

骨折した別の高齢女性は 「手術やリハビリで大変な思いをして, たとえ歩ける様になっても, また転ぶでしょう. 残りの人生は車椅子のお世話になるわ」 と言って手術を受けなかった.

私は哲学者の内田 樹さんの著書 「修業論」 の中にヒントを見付けた.

内田さんは 「『天下に敵なし』 とは, 敵を 『存在してはならないもの』 と捉えない事である」 と説き, 加齢や老化も敵と捉えず, 「あって当り前なので, 特段気にしないという心的態度」 となれば 「天下無敵」 になれると諭す.

私たちは虚弱を当然のものとして受け入れる心持ちを, 人生という修行を通して身に付ける必要があるのだろう.

(引用終り)

我々は, 「老い」 による, 心身の 「虚弱」 をどの様に受け容れ, どの様に対応して行けば良いのか?

誰もが考えなければならない問題なのである.

Have a nice day!
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(1785) 「老い」 は病か? (3)2015/01/14 03:35

以下, 大蔵院長の 3 回目の連載である.

長い間, 呼吸器病を患っていた男性患者が, 94 年の生涯を終えた.

2 年半住んだ老人ホームの自室で, 2 人の娘に見守られながらの静かな旅立ちだった.

丁度半年前, 男性は医療者や老人ホームのスタッフ, 家族を集めてこう宣言した.

「私はもう十分に生きたし, 何時でも死ぬ準備は出来ている. 不必要な病院搬送や延命治療は絶対に止めて貰いたい. 苦痛だけは取り除いて, ここで看取って欲しい」

老人ホームへの訪問診療は, 高齢患者やその家族と長く, そして深く付き合う事の出来る診療形態だ.

日々の診察を通じ, 患者から今までの人生体験や現在の価値観を聞き, 家族からは家族構成や患者との繋がり, その家固有の文化などを教えて貰う.

これらの情報は, 各個人に最適な医療を施すのに役立てる事が出来る.

患者や家族との関係を深めながら, 私からも折をみて多くの高齢者を診てきた経験について話をさせて貰う.

自著 「『老年症候群』 の診察室 超高齢社会を生きる」 を教材に, 「老いるとは如何言う事か」 や 「死の迎え方」 について説明する.

「自分らしく老い, 生き終える」 事を考えて貰う為だ.

早い時期から医療者が加わり 「終の生活」 を考える共同作業は大事な事だ.

最期を迎えるという時, 高齢患者の意に反して 「病院に連れて行かなくて大丈夫だろうか」 「もっと命を永らえる方法はないだろうか」 と悩む家族がいる.

既に話せなくなった患者の意思や尊厳を守りながら, 家族を支えられるのはそれまで付き合ってきた医療者の他にはいない.

呼吸器病の男性は, 見舞いが絶えないほど老人ホームの他の入居者に慕われていた.

男性患者の最期を看取った人は口々にこう言った. 「先生, とても平穏ですね. 私の時も彼の様にお願いしますね」.

他人の穏やかな死に寄り添う事は, 周りの高齢患者にとっても延命治療ではなく自然死を積極的に検討して貰うきっかけになった.

昔は多くの高齢者が自宅で家族に看取られていた為, 死は身近なものだった.

然し, 今は多くの人が病院で最期を迎える様になり, 臨終に立ち会う機会が減ってしまった.

こうした現状の中, 老人ホームは, 経験豊かな医療者から終末期における医学的な助言を受ける事ができ, また高齢者同士で最期の迎え方を学び合える 「老いと自然死のコミュニティー」 の場になると感じている.

以上であるが, 大蔵院長の言うように, 「自分らしく老い, 生き終える」 事が出来れば幸せな人生と言えるが, 通常, それは簡単な事ではない.

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(1786) 「老い」 は病か? (4)2015/01/15 02:28

連載最終回の第 4 回目は 「『よりよく生きる』 へ転換を」 と副題が付いている.

慢性の呼吸器疾患のために痩せ細った高齢の男性 (90) が老人ホームに入居してきた.

胃にチューブを通して外界と胃内を結ぶ 「胃瘻」 を作り, 直接流動食を注入されているため, 数カ月もの間, 口から直接食べていないと言う.

「何か食べたいものは」 と聞くと, 目を開いて 「アイスクリーム」 と答えた.

飲み込む力が低下し, 唾液にすら咽る状態. 誤嚥性肺炎を恐れる周囲の反対を押し切って, ハーゲンダッツのアイスクリームを少しずつ与えた処, 「美味しい!」 と満面の笑みを浮かべた.

男性はその後 1 年半の間, アイスクリームを楽しみ続けた.

医療の目的は生命の量と質を増やす事, 即ち余命を延長させ, 生活の質を高める事にある.

然し実際にはこの二つは両立しない事が多い.

私たちの暮しに擬えて考えてみると分り易い.

心筋梗塞や脳卒中にならない様, 好きなお菓子を控えて, 嫌いな運動に励む人がいる.

一方, 長年の喫煙が原因で肺気腫になっても 「タバコを止める位なら死んだ方がまし」 と, 楽しみを重視する人もいる.

高齢者が残された時間を延ばそうと躍起になると, 生活の質が低下する事が往々にしてある.

厳格な食事制限や大量の服薬, 苦痛を伴うリハビリ, 病院への過剰な受診. 特に虚弱な高齢者にとって, 負担であるばかりか長寿にも結び付き辛い.

長生きする事に執着するあまり 「何のために生きているのか」 と自問する人は多い.

高齢の男性にアイスクリームをあげなければ, もっと生きられたかもしれない. 然し, 好きなものを食べられない毎日にどれほどの価値があるのだろうか.

「生きる目的がない」 と嘆く人もいる.

進行する老いと迫ってくる死に向き合う中で, 老いを防ぎ病を治すという希望が叶わず, 失望を感じ続けているからではないだろうか.

日本ではこの先, 更に平均寿命が延びる事はないだろう.

今こそ, これまでの 「より長く生きる」 から 「よりよく生きる」 への発想の転換が必要なのだ.

その日その時を, いかに快適に楽しく過ごし, 自分らしく生きるかを考えて欲しい.

質の高い一日一日の積み重ねの結果, 最期を迎えるまでの時間が短くなったとしてもいいと思う.

それは老いや病に真正面から向き合う事で生まれる, 高齢患者にとって 「新たな希望」 となる可能性を秘めているからだ.

以上であるが, 健康寿命をどう全うするのか? 各人がそれぞれの人生観に基づき考えねばならない問題なのである.

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