(1987) 着る 「人工筋肉」2015/08/04 02:35

東京工業大学の鈴森 康一教授は, 着るだけで荷物を持ち上げる作業などの負担を軽減出来る織物を開発している.

空気圧で伸び縮みするゴムチューブ型の人工筋肉が織り込んであり, 腰などに懸かる力を肩代りするらしい.

手軽に身に着けられる介助装置として商品化を目指している様だ.

織物に使った人工筋肉は太さ 1.2 ミリで, 首から腰に向かう縦糸として利用しており, 一方, 横糸は普通の毛糸を使って織り込んだと言う.

試作した織物は, 長さ約 40 センチメートル, 横幅 13 センチメートルで 19 本の人工筋肉が通っており, 空気を送り込むと全体が伸び縮みする.

織物から作った衣服を着れば, 衣服そのものが筋肉となって手助けする.

腰から肩に掛けて纏えば 11 - 12 キログラムの力を発揮し, 荷物などを持ち上げる時の負担が軽く出来ると言う.

金属製の骨組みを使った従来の介助装置に比べて軽くて身に着け易く, 低価格化が期待出来る様だ.

4 - 5 年後には織物から衣服を試作し, 羽田空港などで実証実験する予定で, スーツケースをベルトコンベヤーへ運ぶ作業などでの利用を見込でいる由.

作業で試して貰い, 着心地や使い易さを改良して行く計画と言う.

荷物の重さに合わせて人工筋肉を働かせる制御が今後の課題で, 人の筋肉の動きを捉えるセンサーなどと組み合わせ, 重い荷物の時に衣服の力を借りる方法を考えているらしい.

実用化されれば, 介護現場でも広く活用されるに違いない.

介護現場では, 職業病とも言える腰痛に悩まされる職員が少なくなく, 腰痛による離職が課題になっているのである.

Have a nice day!
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