(2412) iPS から心筋細胞培養2016/10/03 02:04

京都大 iPS 細胞研究所は, iPS 細胞から作った心筋細胞の中で, 移植に相応しい細胞を選ぶ条件をマウスの実験で突き止めた, と発表している.

iPS 細胞から育て始めて 20 日後の心筋細胞が移植後に最も増殖し易く, 心臓の機能回復を促したと言う.

将来は心臓移植を待つ重症心不全の治療に役立てたい考えの様だ.

ヒトの iPS 細胞を心筋細胞に育てる際に, 培養期間が長いほど細胞が成熟し大人の心筋に近づくものの, どの程度の期間が最適なのかは分っていなかったのである.

研究チームは, 4 - 30 日の培養期間を 4 段階に分けて iPS 細胞を心筋細胞に育て, それぞれをマウスの心臓へ注射した.

その結果, 胎児期に当る 20 日の培養で出来た心筋細胞が移植後に最も増殖し易かったと言う.

細胞は移植から 3 カ月後まで増え続けた. また, マウスに心筋梗塞を起こさせて実験した処, 心機能の低下を抑制できたとの事.

本日のカット写真提供 : 下平 宏 氏 (虫咥えたサンコウチョウ)

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