(5133) 新型コロナ向けワクチン, 効果の下がる人を予測2023/11/20 01:16

広島大学の大段 秀樹教授らは, 新型コロナウイルスワクチンを接種して 5 カ月後までに感染予防効果が大きく落ちる人を, 遺伝子の特徴から予測する手法を開発したと言う.

高頻度の接種が必要な人を見分けられれば, ワクチンを効果的に活用出来ると期待している.

ワクチンを接種するとウイルスに作用する抗体が出来る. 接種から時間が経つと抗体の量が減り, 感染を予防する効果が落ちる.

研究チームは米ファイザー製のメッセンジャー RNA (mRNA) ワクチンを接種した日本の医療従事者約 200 人の血液を分析した.

感染を防ぐ抗体が, 接種から一定期間後にどれ 位残っているかを調べた.

それぞれの遺伝子も解析した処, 抗体を作るのに関わると見られる一部の遺伝子に SNP (一塩基多型) と言う特徴があると抗体が減り易い事が分った.

SNP は遺伝子を構成する塩基の配列の一部が通常と異なり, 体質などに影響するとされる.

研究チームは特定の SNP の有無や性別を下に, ワクチン接種から 5 カ月後に抗体が減って予防効果が下がり易い人を高い精度で予測出来る事を確認した.

例えば, 2 回目の接種から 3 週間後の抗体量や SNP, 性別を下にワクチンの効果が落ち易い人を約 8 割の精度で予測出来た.

更に抗体の量が分らなくても, SNP, 年齢, 性別から 7 - 8 割の精度で予測出来る.

接種時に SNP を調べれば, 効果的な接種頻度を導き出せる可能性がある.

今回の分析では抗体が減り易い人は約 1 割存在していたと言う.

本日のカット写真 : 下平 宏氏フォトギャラリーから (大空を舞うノスリ)

Have a nice day!
-------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@jcom.zaq.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.

コメント

トラックバック