健康小話

患者さんを診ていると, 腰痛と言うと, かつては高齢者のものと思われがちであったが, 最近は若い人でも腰痛を訴える人が多くなって来たように思われる.

若くして腰痛を訴える患者さんは、基本的に, 運動不足が原因となっている様に見受けられる.

普段からｽﾄﾚｯﾁ運動程度は心掛けると良い.

その意味で, 本欄で何度も言及しているが, ｱｲｿﾒﾄﾘｯｸ運動やﾗｼﾞｵ体操を毎朝やる事をお薦めしておきたい.

また, 腹筋を鍛える事も腰痛予防には忘れてはならないだろう.

特に, ぎっくり腰や椎間板ﾍﾙﾆｱ, 変形性腰椎症などを患うと, その痛みに難渋する事になる.

その様な時に腰痛を和らげてくれるﾂﾎﾞが幾つかあるので, 紹介しておこう.

腰痛予防の観点からも, 自己防衛のため, 普段からこれらのﾂﾎﾞ圧しを実践されると良いだろう.

先ず, 腰の第二腰椎棘突起下 (臍の高さ) 左右外側へ指 2 本分 (背骨の両脇の筋肉の膨らんだ所) に位置する 「腎兪 (ｼﾞﾝﾕ)」, 第四棘突起下から左右外側へ指 2 本分 (「腎兪」 から指 4 本分下) に位置する 「大腸兪 (ﾀﾞｲﾁｮｳﾕ)」, 第五棘突起下から左右外側へ指 2 本分 (「大腸兪」 の指 2 本分下) に位置する「関元兪 (ｶﾝｹﾞﾝﾕ)」 で, これらは腰痛の 3 大ﾂﾎﾞと言われている.

さらに, 臍の左右外側へ指 2 本分に位置する 「天枢 (ﾃﾝｽｳ)」, 膝裏横紋中央の窪み 「委中 (ｲﾁｭｳ)」, ふくらはぎの略中央で, 筋肉がｱｷﾚｽ腱に変る位置の 「承山 (ｼｮｳｻﾞﾝ)」, 足首正面中央の窪み 「解谿 (ｶｲｹｲ)」 を抑えるとなお良いだろう.

Have a nice weekend!
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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
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