家族が認知症になったら2011/11/17 02:40

認知症は, 65 歳以上の 10 人に 1 人がなると言われており, 今や極くありふれた病気の一つと言える.

また, 即, 死に至る様な怖い病気ではない.

認知症は, 基本的に, "物忘れ" を起す病気である.

処方された薬をきちんと飲み続ける事で, この物忘れ症状の進行を遅らせる事が出来る.

従来, 我が国では, 保健薬としては 「アリセプト」 と言う薬 1 種類しか認可されていなかったが, 今年に入ってから 「レミニール」, 「メマリー」, 「イクセロンパッチ・リバスタッチ」 (貼り薬) などが相次いで認可となり, 選択肢が広がった.

何れも, 物忘れの恢復や, 自発性の改善などの効果が期待できるが, 飲み忘れの心配のない貼り薬タイプが登場したのは歓迎すべきである.

何れの新薬も, 特に, 発症の初期のうちから服用すれば, 高い改善率が期待できる.

この意味でも, 「早期発見, 早期治療」 は認知症の場合にも当て嵌まるのである. 鉄則と言うものは, 普遍性があるが故に鉄則足り得るのである.

一方, 介護の面では, 訪問サービス, デイケア・デイサービス, ショートステイなどの介護保険が適用となる在宅サービスの活用が考えられる.

軽度ないしは中程度の認知症であれば, 在宅サービスの適用を受ける事で, 自宅でより良い状態で毎日の生活を続けていく様にする事が大切と言える.

デイサービスなどを活用する事で, 結果的には, 自宅介護をより長期間にわたって継続できることに繋がるであろう.

先ずは, 地域包括支援センターや市役所の生活福祉課などに相談する事をお勧めしたい. 実情に応じたアドバイスを受けられる筈である.

Have a nice day!
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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