インフルエンザの抗体発見, 予防薬開発へ2012/02/21 03:30

A 型インフルエンザは, H1 や H3 など幾つかの型があるが, この程, 総ての A 型インフルエンザウィルスに作用する抗体が発見されたと言う.

発見したのは, 藤田保健衛生大 (愛知県豊明市) などの研究チームで, 同大の黒沢 良和教授は, 「流行が予想されるどのウイルスにも作用する予防薬の開発につながる重要な発見」 と言っている.

インフルエンザの感染は, ウイルスの表面にある蛋白質 「ヘマグルチニン分子」 と人間の細胞にある 「シアル酸」 が結合することで起きるのだそうである.

人への感染が懸念されるウイルスの型は, ヘマグルチニン 分子のアミノ酸配列の違いで, 「H1, H2, H5」 と 「H3, H7」 の 2 グループにほぼ大別できる.

一度免疫ができて抗体が結合を阻害しても, ヘマグルチニンのアミノ酸配列を変異させ, 抗体の "攻撃" を避けるようになるため, 2 つのグループに同時に作用する抗体はないとされてきた.

研究グループは, 年齢の異なる 3 人の血液から様々な抗体を取り出し, どの型のウイルスに作用するかを解析. うち 1 人からどちらのグループのウィルスにも作用する抗体を発見したとの事.

冬になると決まってインフルエンザが流行する. 今も大流行である.

予防には, 目下, ワクチンの接種しかこれと言った手立てがない. 是非, 早期に実用化される事を期待したい.

Have a nice day!
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