(1346) 仲 眞美子 著 『一生太らない体のつくり方』 (幻冬舎 経営者新書)2013/11/01 03:01

会社の定期健康診断でメタボを指摘される度に, ダイエットを志すものの, 結局は途中で挫折してリバウンドしてしまう. そんな親父族にお勧めの 1 冊であろうか.

「一生太らない体のつくり方」 とは, 如何にもベストセラーを次々と送り出す出版社らしいタイトルである. 

著者の仲 眞美子さんは, 東京医科大学医学部を卒業された方で, 現在, 産業医・健診ドック専門医として活躍している内科医である.

今年の 1 月に出版された本書がベストセラーの仲間入りをしている様だ.

臨床医としての長年に亘る経験で得た膨大な健診データを基に, 日本人特有の 「太り易い遺伝子」 や 「男女の違い」 を追求, そこから導き出された痩せる為の方策をふんだんに紹介したのが本書である.

仲先生によると, 先ず, 日本人の 3 人に 1 人は 「太り易い遺伝子」 を持っているのだそうだ.

何故なら, 古来, 日本は島国という特性上, 常に飢餓と直面した生活を強いられてきており, そのため, エネルギーとなる糖質を体に蓄える 「節約遺伝子」 を持つ人が多いからだという.

それ故, 日本人のダイエット には 「糖質コントロール」 が最適であり, 糖質を多く含む炭水化物の摂取量を抑える事で, 効果的な減量が可能になる, と説く.

そこで, 著者は 「血糖値」 に焦点を当てている.

糖質を多く摂取すると, 血糖値を下げるべく, 膵臓からインスリンが分泌されるが, インスリンには脂肪の合成を高めて分解を抑える作用も併せ持っている.

血糖値は下がっても, 脂肪は溜るのである.

これを防止するには, インスリンを過剰に分泌させないことが重要で, その為には, 血糖値を急激に高めないようにすれば良いのである.

本書では, 「血糖値の上昇を招き易い食材」 として, 穀物, パン, 麺類, イモ類を, 「上がり難い食材」 として, キノコ類, キャベツ, ピーマン等々を紹介している.

また, 食べる順番にも配慮すべきである, と仲先生はアドバイスしている.

炭水化物は, 空腹時に食べると血糖値の急上昇を招く.

けれども, 食物繊維が豊富な野菜類などのおかずを先に食べてから, 炭水化物を食べると, 全体の食事量を減らさなくても血糖値の上昇は緩やかで済むというのである.

Have a nice day!
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