(3892) 移植時の拒絶抑制, iPS で2020/06/25 02:38

北海道大学の清野 研一郎教授らの研究グループは, 体に入って来た他人の細胞などを免疫が攻撃する反応を iPS 細胞を使って抑える手法を考案したと言う.

iPS 細胞から免疫制御に関わる細胞を作り, マウスに移植する実験に成功した.

他人の細胞や臓器を移植すると, 体に備わる免疫が移植した細胞などを攻撃する拒絶反応が起きる.

同様に, 他人由来の iPS 細胞から作った細胞や臓器を移植する場合も同じである.

免疫の働きを制御出来れば, より安全な移植が可能となる.

けれども, 従来の免疫抑制剤には, 投与を続ける必要があり, 副作用もあった.

研究グループは, 免疫細胞が作られる胸腺にあって, 免疫の制御に関わる 「胸腺上皮細胞」 に注目したのである.

胸腺の形成に必要な遺伝子をマウスの iPS 細胞に導入してこの細胞を作った.

別のマウスに, 皮膚を移植する前にこの細胞を移植すると, 拒絶反応を抑えられたと言う.

今後はサルなどでも検証して行く計画である由.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (雉の親子)

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