健康小話

このほど, 理化学研究所などは, ｱﾙﾂﾊｲﾏｰ病の進行を早める原因物質を特定した, という.

脳の組織に蓄積するﾍﾟﾌﾟﾁﾄﾞ (蛋白質の断片) の一種で, このﾍﾟﾌﾟﾁﾄﾞが多いと, ｱﾙﾂﾊｲﾏｰ病の発症年齢が早まる.

理研と同志社大学, 滋賀医科大学, ﾍﾞﾙｷﾞｰのｱﾝﾄﾜｰﾌﾟ大学の共同研究の成果との事である.

脳細胞が死んで脳が萎縮するｱﾙﾂﾊｲﾏｰ病は, ｱﾐﾛｲﾄﾞﾍﾞｰﾀ (Aβ) というﾍﾟﾌﾟﾁﾄﾞが脳に蓄積することが発症原因の一つとされる.

Aβ は長さが異なる複数の種類があり, これまでは主に 「Aβ40」 と 「Aβ42」 が研究されてきた.

然るに, 研究ﾁｰﾑは, 患者の脳を調べ, よりｱﾐﾉ酸の数が多い 「Aβ43」 も脳に蓄積していることに注目.

患者の脳を調べた処, Aβ43 の濃度が高いほど発症年齢が若い事を確認した.

Aβ43 は脳に溜る蓄積物の 「核」 になり, Aβ40 や Aβ42 の蓄積も促していた事が判ったと言う.

この研究成果は, Aβ43 を標的にして, 新しい治療薬や予防法を開発できる可能性を秘めていると期待しているとの事.

我々の次の世代が高齢者となるまでには, この研究成果に基づく新しい治療方法が確立して欲しいものである.

Have a nice day!
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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
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