動物介在療法2012/07/07 02:54

動物介在療法なるものがあるらしい.

動物介在療法とは, 訓練されたセラピー犬がリハビリテーションなどに寄り添う事で患者の意欲を高め, 心身の機能回復の効果を高める治療法であるとの事.

米国では半世紀以上の歴史があり, 日本においても, 病院や高齢者施設などで導入し始めており, 徐々に広がりをみせて来ている様だ.

例えば, 失語症で歩けなかった 80 代の男性が, セラピー犬の名前を呼ぶ事で言葉を取り戻し, 介助者に支えられながら歩けるようになった事例もある.

また, 癌患者が, 犬と触れ合う事で生きようとする意志を強め, 余命が伸びたケースもあるという.

昨日の NHK のニュースだったと思うが, 小兒癌の患者にセラピー犬と交流させる事で, 余分な注射をしなくても済むようになったり, 子どもに精神的な安定をもたらす効果が期待できるのだと言う.

セラピー犬になるには 2 年以上かけて訓練し, 高齢者に合わせたゆっくりとした歩行や, ベッドでの添い寝などを身につける必要があるそうだ.

子犬の頃に躾けられていなくても, 訓練次第でセラピー犬に育てる事が出来るとの事.

そこで, 東日本大震災の被災地で, 津波や原発事故で離ればなれになった飼い主が見つからないままの 「被災犬」 を引き取り, 動物介在療法用のセラピー犬として訓練する取り組みを, 国際セラピードッグ協会 (東京・中央) が昨年 12 月から始めているのだそうだ.

飼い主を失うなどの痛みを知っている犬の方が, セラピー犬として, 人と強い絆が生まれ易く, 治療の効果も高まるという.

犬と人間の付き合いは, 太古の昔から番犬や狩猟犬として共存してきた歴史がある.

盲導犬は良く知られた存在であるが, セラピー犬と言う関り合いもある事を最近初めて知ったのである.

Have a nice weekend!
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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