健康小話

言うまでもなく, 花粉症は, ｱﾅﾌｨﾗｷｼｰ型 (I 型) に分類される, ｱﾚﾙｷﾞｰ性疾患である.

因みに, この I 型に属するものは, 他に, 気管支喘息, 蕁麻疹, ｱﾄﾋﾟｰ性皮膚炎などがある.

人には, 体内に入った有害な異物を排除しようとする "防禦ｼｽﾃﾑ" が備わっており, これを 「抗原抗体反応」, 即ち, 「免疫」 と呼んでいる.

花粉症のくしゃみや鼻水は, 鼻の粘膜に付着した花粉を, 免疫が有害物質と判断し, 排除しようとして惹き起されるものである.

東洋医学では, 花粉症の様な症状を 「水毒」 と呼んでいる.

詰り, 身体の中に余分な水分が溜まった状態と見做しており, 水毒になると, 身体が冷え, 代謝能力が低下するので, 免疫力が衰え, 種々の免疫異常が現れる, と考える.

食事の面からみて, 花粉症を軽減する食材はあるのだろうか?

水毒は, 先ず, 溜まった水分を対外に排出する事が必要である.

その意味で, 強い利尿作用を有する "生姜", 強い発汗作用を促す "葱" や "玉葱" などは直ぐに思い浮かぶ食材である.

これらは, 身体を温め, 血流を改善し, 代謝作用を促進する作用がある.

また, 鮪や鰯, 鯖と言った魚に含まれる DHA (ﾄﾞｺｻﾍｷｻｴﾝ酸) や EPA (ｴｲｺｻﾍﾟﾝﾀｴﾝ酸) にはｱﾚﾙｷﾞｰを惹き起す物質の産生を抑える働きがある.

とにかく, 水分を摂ったら, それに見合った分を尿や汗として対外排出する事を心掛けて欲しい.

その意味では, 毎日, 適度な有酸素運動を心掛ける事, また, 時間のある方には, 半身浴やｻｳﾅなどで汗をしっかりと掻くのもお薦めである.

Have a nice day!
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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
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