アルツハイマー病発症のメカニズム解明へ2013/02/26 03:26

この程, 京都大学の星 美奈子特定准教授らは, 認知症の一種であるアルツハイマー病の原因物質 (アミロイドベータ) ができる様子を, 細胞を用いた実験で再現出来たとの事.

アミロイドベータと呼ぶ蛋白質が集まって球状の塊になると, 神経細胞が死滅した事から, 発症の仕組みの解明や予防・治療法開発の手掛かりとなりそうだ.

アルツハイマー病の患者の脳の中では, 神経細胞の外側にアミロイドベータが溜って 「老人斑」 というシミのような状態になる.

処が, 蓄積しているのに発症しない人もおり, これまでは, アミロイドベータがどんな働きをしているのか, 詳しくは解っていなかったのである.

研究チームは, 試験管内で細胞を患者の脳内と似た条件にして培養した処, 30 個ほどのアミロイドベータが集まった塊ができたとの由.

これを取りだして特殊な顕微鏡で観察した処, 大きさが約 7.2 ナノ (ナノは 10 億分の 1) メートルである事などが初めて分ったものである.

この大きさのアミロイドベータの塊を神経細胞に混ぜた状態で観察すると, ほぼ半日で細胞の半分が死んだ.

この塊は患者の脳に存在する事も確かめた.

この大きさの塊の影響によって, 神経細胞が死滅する可能性が高いという.

今後、アミロイドベータの塊の分解を促したり, 働きを抑えたりする物質の探索を進める計画であるとの事.

アルツハイマー病発症の原因物質とされる蛋白質 「アミロイドベータ」 の解明によって, 発症を抑制する新薬の一刻も早い開発が待たれる処である.

徒に長生きしたいとは思わないが, 誰しも認知症になって長生きするのは願い下げだろう.

生きている限りは, せめて, 自立可能な程度にまでは, 心身の健康を維持出来ている様にしたいものだと思うのだが...

Have a nice day!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.
・モニター希望者募集中. (詳細お問合せ下さい.)