(3041) 遺伝子操作のブタで糖尿病の合併症再現2018/06/04 02:46

明治大学の長嶋 比呂志教授らは, 遺伝子操作したブタを使い, 失明に繋がる網膜症や腎不全など, 糖尿病の合併症を再現している.

飼育を続けると, 血管が脆くなって人間とよく似た合併症が表れたと言う.

マウスの様な小動物では再現出来ていたが, 大型の哺乳類では初めてとの由.

合併症を引き起こす仕組みの解明や治療法の研究に役立ちそうだ.

糖尿病は血糖値を下げるインスリンを上手く作れなくなる事などで発症する.

高血糖で血管や神経が傷付いて合併症が起きるが, 重症になると失明したり, 人工透析が必要になったりする.

研究チームは人の糖尿病の原因となる遺伝子をブタに導入した.

マウスに比べて大型動物のブタは遺伝子の改変が難しかったが, 遺伝子工学の技術が進歩し, 成功率が向上していると言う.

作ったブタは血糖値を下げるインスリンの分泌が減り, 糖尿病を発症した.

飼育を続けて観察すると, 血管が脆くなった影響で目の網膜に出血などが見られ, 症状は時間とともに進行した.

レンズの役割を果す水晶体が白濁する白内障の症状も表れた.

また, 腎臓で血液を濾過する糸球体では, 糖尿病に伴う腎不全に多い症状が出た.

薬の研究では, 成長が早いマウスが主に使われるが, 体重や寿命が人と大きく違い, 効果や安全性を調べるには限界もある.

ブタは臓器の大きさや血糖値などが人に近い. 遺伝子操作したブタでは比較的早い時期から症状が表れる為, 研究に利用し易いと言う.

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