核と北朝鮮2013/02/01 02:49

29 日付日経夕刊によると, 同日付け韓国の中央日報が 「金正日総書記の "遺訓" と称する全文を韓国政府が入手した」 と報じていると言う.

記事によると, 遺訓は, 金正日総書記が 2011 年 12 月に死去する前の 10 月 8 日に作成されたものであるらしい.

44 項目からなり, 「核兵器と長距離ミサイル, 生物化学兵器を絶えず発展させ, 十分に保有せよ」 と指示しているという.

また, 北朝鮮の核問題に関する 6 カ国協議について, 「我々の核をなくす会議ではなく, 核を認めさせ, 核保有を全世界に公式化する会議にすべきだ」 としている由.

更に, 対米関係では, 「米国との心理的対決で必ず勝たなければならない」 と指示している他, 南北関係は 「南朝鮮 (韓国) の次の政権と経済, 文化交流を皮切りに統一問題を解決せよ」 と命じている, とも.

恐らく, これが北朝鮮の本音であろう.

金王朝を維持していくためには, 絶えず 「核」 を交渉材料に危機的状況を演出し, 対外交渉を有利に導こうとする遣り方を何度となく繰返すしかないのである.

従って, 北朝鮮はどんな事があろうと, 核を放棄する事は有り得ないのである. 

米国の対応を初めとして, これまでの交渉は, 北朝鮮の本音を見誤って来たか, 敢えて見ぬ振りをして行ってきたのではないか, と思うのである.

北朝鮮が今最も危惧している事は, アラブの春に見られる様な 「内部崩壊」 であろう.

中国においても 「格差拡大社会」 に対する国民の不満が高まりつつありあり, これを不満とするデモが頻繁に繰返されている.

昨今は, 北朝鮮においては, 貧富の格差拡大が中国とは比較にならない程大きいと推定される情報が洩れて来つつある.

この北朝鮮の "アキレス腱" を衝いて行く事をしなければ, 北朝鮮はまともに交渉のテーブルには乗って来ないであろう, と思うのである.

Have a nice day!
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