(1437) 万能細胞 - STAP 細胞2014/01/31 03:07

また, 日本人の, それも 30 歳の若き女性の, 快挙である.

理化学研究所の若き研究ユニットリダー, 小保方 晴子さんが, 様々な臓器や組織の細胞に成長する 「万能細胞」 を新たに作製する事にマウスの実験で成功したのである.

ノーベル賞を受賞した山中 伸弥教授が発明した iPS 細胞は, 複数種類の遺伝子を組み込んで作る.

一方, 小保方さんらは, マウスの細胞を弱い酸性の溶液に入れて刺激を与える事により, 様々な組織や臓器の細胞に育つ能力を引き出したのである.

「刺激惹起性多能性獲得」 の英語の頭文字を採って STAP 細胞と名付けれた.

人間の細胞でも成功すれば, 病気や事故で失った機能を取り戻す再生医療への応用が期待される訳である.

生後 1 週間のマウスの血液細胞を使った処, STAP 細胞になる確率は 7 - 9 % で、iPS 細胞の作製効率 (1% 未満) より高いと言う.

作製期間も 2 - 7 日で, iPS 細胞の 2 - 3 週間より短いらしい.

皮膚や肺などの細胞からも作る事が出来たと言う.

皮膚などに育った細胞が, こうした刺激で万能細胞になる事はあり得ないとされていた.

また, STAP 細胞を培養したり, マウスの体内に移植したりすると, 神経や筋肉, 腸など様々な細胞に変化した事も確認できた.

更に, iPS 細胞では困難だった胎盤に育つ事も確かめている由.

研究グループは STAP 細胞が様々な細胞に変化する事を証明できたと説明している.

然し乍ら, 人間の細胞から STAP 細胞が作れるかは今の処, 不明である.

が, ヒトの場合も STAP 細胞が機能する条件が発見出来る事を期待していいいのではないかと思う.

当然の事ながら, 研究グループでは, 他の動物や人間の細胞から作る研究も開始していると言う.

当初は, 英科学雑誌 「Nature」 から, "非常識" であると, 論文を拒否されるなど, ここに至るまで, 小保方さんは随分と苦労をしたらしい.

然し, 名前の通り, 明るい性格と諦めない精神とで研究をやり続けた成果であった様だ.

頑張れ日本! 頑張れ小保方!

Have a nice day!
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