(2202) 心不全を起こす蛋白質発見2016/03/06 02:51

心筋梗塞の発症後に心臓内で作られる特定の蛋白質が, 心筋の細胞死を促す事で心不全を発症させる仕組みの一端を大阪大のチームが解明している.

また, この蛋白質の働きを弱める事で, 心筋梗塞になったラットの心不全発症を抑える事にも成功している.

谷山 義明准教授 (循環器内科) は 「この蛋白質は人でも作られる. 働きを抑える薬剤に繋げたい」 とコメントしている.

心不全では心機能が弱まる事で息切れや動悸など様々な症状が出る.

心筋梗塞後に発症して悪化するケースが問題になっているが, 詳細な仕組みは判っていない.

チームは心筋梗塞後に心臓内で作られる蛋白質に着目したと言う.

培養皿上の実験で, このうちの 1 種 「ペリオスチン 1」 が細胞同士の結合を弱める働きを持つ事が判り, 結合の弱まった心筋が細胞死して心不全に発展する事を突き止めたのである.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (ハシビロガモ)

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(2203) 北大病院で癌遺伝子診断2016/03/07 02:41

この程, 北海道大学は, 4 月から北大病院に 「がん遺伝子診断部」 を開設すると発表している.

標準的な治療法がなくなった進行癌や, 再発癌の患者の遺伝子を調べ, 最適な治療方針を提案する.と言う

また, 癌遺伝子診断の専門外来も設ける.

国立大が, 癌のゲノム診療の専門部署を設けるのは初めてとなる.

同診断部では, 通常の抗癌剤が効かなくなった進行癌の患者などを対象に, 癌遺伝子の変異を 2 - 5 週間で調べる.

言うまでもなく, 同じ癌患者でも, 特定の抗癌剤が効く人と効かない人, 副作用が強く出る人と出ない人, と言った個人差がある.

その為, 遺伝子を調べる事で, 治療の効果と副作用の程度を予測し, 患者にとって最善の治療法を見付けるのである.

また, 通常は処方されない, 他の癌の抗癌剤が効く可能性があるか如何かも推定出来ると言う.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (マガモ)

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(2204) 年齢筋力と認知症 (1)2016/03/08 02:34

高齢になるにつれ, 筋力が低下し身体が思う様に動かなくなって来るものであるが, 実は, これが認知機能の低下にも深く関わっている事が判って来ている.

如何したら何時までも健康な身体と脳を保つ事が出来るのか? 効率的に筋力を高める為の方法はないのだろうか?

1) "運動機能" が認知症の進行を左右する!!!

団塊の世代が年々高齢化して行くのに比例し, 認知症の患者が増加, 老老介護どころか, 昨今では, 更に, 認認介護も珍しくは無くなって来ており, 社会問題となっている.

さて, 認知症予防法は幾つかあるけれども, 中でも効果が高いとされているのが 「運動」 なのである.

運動を習慣とする事で認知機能が向上する事は, 多くの研究で明らかになっている.

中年期から, 少し汗を搔く程度の運動を週 2 回以上, 20 - 30 分間行う事で高齢期のアルツハイマー型認知症の発症リスクが 3 分の 1 にまで低減したとの研究報告がある.

反対に, 運動機能の低下は, 認知症を発症させるリスクを高める可能性もあり, 早いうちから対策が必要なのである.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (河津桜と菜の花)

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(2205) 年齢筋力と認知症 (2)2016/03/09 02:56

2) 加齢とともに衰える運動機能

認知症予防に運動が良いとされている一方で, 高齢になるに従い身体が思う様に動けなくなって来ると言う現実がある.

例えば, 何でもない所で躓いたり, 靴を履く時によろけるなどと言った経験はないだろうか?

高齢者の運動機能の低下は, 主に "筋肉量の減少" と, "筋肉を作り出す力そのものが落ちる事" が原因である.

高齢者とは言うものの, 実際は 「55 歳を過ぎると筋肉量が激しく減少し始める」 のである.

その結果, 概ね, 65 歳を過ぎた頃には, その筋肉量の減少による筋力の低下によって, 身体が思う様に動かなくなって来る.

これは決して特別な事ではなく, 誰にでも起り得る老化現象なのだ.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (河津桜にシマアカモズ)

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(2206) 年齢筋力と認知症 (3)2016/03/10 02:31

3) 高齢者に重要な内部からのサポート

通常, 加齢とともに筋肉は減少する. 然し, 全く対策がない訳ではないのである.

実は, 筋肉は, 関節や骨と較べて, 生まれ変る力が圧倒的に強く, 半分生まれ変るのに要する日数を比較すると, 骨は 7 年, 関節は 117 年掛かるとされている処を, 筋肉は 0.13 年 (48 日) で生まれ変ると言われている.

詰り, 高齢であっても筋肉を生まれ変らせて, 健康な筋肉を増やす事は可能であり, それが動ける身体を保つ王道と言っても過言ではない.

筋肉量を増やす方法として一般的に有効とされているのはスクワットなどの筋トレである.

然し, わざわざ筋トレなどの運動をするのは身体的, 時間的に厳しいという人が殆どである

そこで, 例えば, エスカレーターを使っている人は, 階段に替えたり, 家事をする際に意識して筋肉を動かすなど, 日常の一寸した工夫で, 筋肉は増やす事が可能なのである.

但し, 筋肉の生まれ変る力が速いとは言え, 高齢者の場合は筋肉を作る力そのものが低下して来る.

更に, 食が細くなる事で筋肉の素となる蛋白質も不足しがちになる. その為, 運動に加えて, 身体の内部からの支援も不可欠となる.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (河津桜にシマアカモズ ②)

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