(2336) こころが健康でいる為には2016/07/19 03:02

何度か本ブログで採り上げた, 認知行動療法研修開発センターの大野 裕先生が日経日曜版に 「こころの健康学」 と題するコラムを連載されておられる. (以下, 引用)

"意欲をカタチに - 土いじりで心に活力"

意欲と言うのは, ただ待っているだけでは出て来ない.

何かをして遣り甲斐を感じたり, 楽しいと思えたりした時に, 脳の報酬系と呼ばれるシステムが刺激されて, またやってみたいと言う意欲が出て来る.

こうした体験をする為には行動が大切になる.

行動は何でも良い.

働いている人の場合は, 仕事の中でそうした体験が出来ると良いだろう.

家族や仲間の為に動いて感謝される事も意欲に繋がって行く.

実際に成果が上がっていなくても, 他の人から認められる事が意欲に繋がって来る.

目に見える形で良い変化が確認出来る事が, こころにポジティブな影響を及ぼす.

その様な事を考えている時に, 都心で働いている複数の人から畑仕事やガーデニングでこころを健康に保つ様にしていると言う話を聞いた.

一日中ビルに囲まれて仕事をしていると, それだけで疲れて来る. 畑に出て自然に触れると, 自分本来の感覚が呼び戻される様に感じられると言う.

裸足で田んぼに入って土や水に直接触れる事で, 生きていると言う感覚が戻って来る.

勿論, その様にわざわざ都心を離れなくても, マンションのベランダや家の庭で草花を育てる事で, 同じ様に自然と触れあう体験は出来る.

それ以上に, 自分が蒔いた種から花が咲いたり, 果物や野菜が育ったりすると言う体験自体が達成感に繋がる.

私も先日, 自分が水を遣った蕾から大きな花が開いたのを目にして感動した.

忙しい日常の中でこうした体験が出来ると, こころは健康でいられる. (引用終り)

超ストレす社会に生きている我々であるが, こころの健康を病んでいる人は実に多い.

ストレス・マネジメント, 詰り, 自分なりに, ストレスと上手に付き合う術を身に着ける事が大切なのである.

Have a nice day!
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