鬱症状の早期発見法2010/10/04 02:54

国立精神・神経医療研究センター理事長の樋口輝彦先生は, 鬱症状を早期に発見する一つの目安として次の様にアドバイスしている.

鬱病になって行く過程には一種の 「認知の歪み」 がある.

或る状況に対する受け取り方や考え方がワンパターンとなり, 物事を多面的に受け取れなくなる.

従って, 自分の思考法の特徴を良く考えてみて, 「決め付けが多い」 など思い当る点があれば, 普段からその改善を心掛けると良い.

出来るだけ, 柔軟な思考を心掛けるのが大切な様である.

また, 名古屋大学医学部付属病院 精神科・親と子どもの診療科 尾崎 紀夫教授は, 「鬱病の治療に際しては, 家族のサポートが不可欠だが, 逆にサポートの疲れから家族までが心の調子を崩してしまう事も少なくない. その様な状況に陥る事を防ぐためには, 家族のみでサポートの総てを背負い込むのではなく, 他のメンバーの協力を仰ぐ事が大切. 自分の周囲に話を聞いて貰える人を 1 人でも多く作っておく様に, 普段から心掛けるようにしたい」 とアドバイスしている.

普段から 「孤立化」 しない様, 家族は勿論, 周囲の人や友人たちとのコミュニケーションを大事にして行くという事であろう.

心身の健康は自分で守る努力をしなければ, 誰も守ってはくれない.
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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