(3763) パーキンソン病を抑制2020/02/17 02:05

手足の震えや体の強張りが起こる難病 「パーキンソン病」 の原因物質が出来るのを抑制する物質を開発し, マウスを使った実験で症状を改善する事に成功した, と大阪大や東京医科歯科大のチームが発表している.

発症や進行を抑える根本的な治療法に繋がる成果として期待される.

霊長類を使った動物実験を経て, 患者に投与し, 安全性や有効性を調べる治験に進みたい意向と言う.

パーキンソン病は, 脳内で情報を伝える神経伝達物質ドーパミンを出す神経細胞が減って起きる.

“α シヌクレイン” と言う蛋白質が, 脳の神経細胞内に異常に蓄積する事などが原因とされる.

チームは, 細胞内で α シヌクレインの合成に関わるリボ核酸 (RNA) を分解して α シヌクレインが作られない様にしようと考え, この RNAと結合して分解を誘導する 「核酸」 と言う物質を人工的に作った.

パーキンソン病の状態にしたマウスにこの物質を投与すると, 歩行, ぶら下がり, 食べ物を噛み砕く機能で症状が改善した.

α シヌクレインの合成や蓄積が抑えられた為だと言う.

パーキンソン病の患者は国内で推定約 16 万人, 世界で約 1 千万人とされている.

ドーパミンを補う薬剤があるが, 原因を取り除く治療法は確立していない.

阪大の津田 浩史特任助教 (分子遺伝学) は 「これまでの様な対症療法ではない治療法として実用化したい」 とコメントしている.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (ふっくらアオジ)

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