(3769) 筋ジス向け次世代薬2020/02/23 03:42

日本新薬は, 筋肉の難病 「筋ジストロフィー」 の新薬について, 日米当局に製造販売の承認申請を行っている.

新薬は効き目の高さなどから次世代の医薬品として注目される 「核酸医薬」 の一種.

承認されれば国内製薬会社が開発・販売する初のケースとなると言う.

遺伝子治療薬などと並び, 「次世代治療薬」 とされる.核酸医薬とは, 遺伝子を構成する DNA や RNA (リボ核酸) などの成分で作られる.

標的とする遺伝子の働きを制御し, 正常に機能する蛋白質を作る事が出来る様になる.

また, 対症療法と異なり病状を改善し, 副作用も少なくて済むとされている.

遺伝子の働きを制禦するため, 先天性, 遺伝性の難病を対象とした治療薬として, 開発が期待されている.

日本新薬が承認申請しているのは, 筋肉が徐々に衰える筋ジストロフィーのうち, 患者数の多い 「デュシェンヌ型」 を対象とする新薬で, 「NS-065」 と称される.

この型は, 筋肉を作る際に不可欠な蛋白質を作る遺伝子 「ジストロフィン」 の異常が原因で発症するとされ, 国内に約 5000 人, 欧米に 3 万人程度の患者がいると言われている.

同社は, 国立精神・神経医療研究センター (NCNP, 東京都小平市) と共同で研究を進め, 2016 年から日本と米国で臨床試験を段階的に実施して来ている.

「有効性を示す結果が得られた」 (同社) 事から厚生労働省や米食品医薬品局 (FDA) への承認申請に踏み切ったもの.

承認されれば今年半ばにも発売出来る見込みと言う.

厚労省は画期的な新薬候補だとして臨床試験や承認手続きを優先して認める 「先駆け審査指定制度 」に選定しており, 米国でも同様の指定を受けている由.

調査会社のシード・プランニング (東京・文京) によると、核酸医薬の世界市場の規模は 30 年に 194 億ドル (2 兆 1100 億円) となり, 18 年比で 9 倍に急拡大する見通し.

尤も核酸医薬の実績は海外企業が先行し, 米製薬会社を中心に 8 品目が承認されている.

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