内臓脂肪が及ぼす悪影響とは?2010/12/22 02:58

肥満とは, 摂取エネルギー (食事から得られるエネルギー) よりも, 消費エネルギー (生命維持や生活活動で使われるエネルギー) の方が少ない事により, 身体に余分な脂肪がたまってしまう状態を指している.

肥満か否かを見分ける 1 つの指標として BMI (Body Mass Index) と言うものがあり, これは 体重 (kg) を身長 (m) の 2 乗で割った数値で, 25を越えると肥満と見做される. 適正体重は, 身長 (m) x 身長 (m) x 22 とされている. 例えば, 身長が 1.7 m の人は, 1.7 x 1.7 x 22 = 63.58 (kg) が適正体重となる訳だ.

処で, 脂肪には, "皮下脂肪" と "内臓脂肪" の 2 種類があり, このうち, メタボリックシンドロームの原因となるのは, 言わずと知れた "内臓脂肪" である.

内臓脂肪の脂肪細胞からは, 様々なホルモンが分泌される.

これらのホルモンには, 身体に良い影響を及ぼす "善玉 (アディポネクチン, レプチンなど)" と, 健康を害する "悪玉 (TNF-α, アンジオテンシノーゲン, PAI-1 など)" がある.

TNF-α は膵臓から分泌される, インスリンと言うホルモンの働きを低下させ, 高血糖を引き起こす.

アンジオテンシノーゲンは血圧を上げる.

PAI-1 は血栓を作り易くする.

これらが悪玉と称される所以である.

一方, アディポネクチンは動脈硬化を防ぎ, インスリンの働きを活発にする.

レプチンは脂肪の分解を促し, 食欲を調節したりする.

それ故, 善玉と称される.

この様に, 運動不足や過栄養などによって内臓脂肪が増え過ぎると, 悪玉の分泌が増えて善玉の分泌が減り, 高血圧, 高脂血症 (脂質異常症), 糖尿病を招き, 動脈硬化へと繋がって行く事が解るであろう.

また, 内臓脂肪が分解される過程で出来る, 遊離脂肪酸の量が増えると, 血液中の中性脂肪が増え, HDL コレステロール (所謂, 善玉コレステロール) が減り, 動脈硬化をもたらす原因となる事は, 以前にもこの欄で紹介している.

では, 内臓脂肪型肥満を防ぐには如何すれば良いか? これにも幾つかのキーポイントがある.

1) 小まめに身体を動かす習慣を身に付ける.
2) 食事は良く噛んで, 食べ過ぎに注意する.
3) 甘いもの, 脂っこいもの, アルコール飲料を控える.
4) 気分転換や休養などを心掛け, 出きるだけストレスの解消を図る.
5) 定期的に体重と腹囲を計測する.

以上の様に, 日頃のちょっとした心がけで, 自分の健康管理が出来るのである. やらないと言う手はない.
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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