健康小話

歳を重ねるに連れて, 目の機能に障害を覚える人が増えてくる.

以下に誰でも知っていると思われる, 代表的な目の疾患について, 簡単に触れておきたい...

心当りの方は, 眼科医の診断を受ける事をお勧めしたい. 「早期発見, 早期治療」 で失明を防ぐ事ができるかもしれないのである.

1) 白内障

目のﾚﾝｽﾞの役割をしている水晶体が濁る病気である.

見るものが霞んだり, 二重に見えたり, 眩しく見える, と言った症状が現れる.

進行すると手術が必要となるが, 一般的には手術によって良好な視力を回復することが可能ではある.

2) 緑内障

自覚症状のないまま, 見える範囲 (視野) が欠け, 場合によっては失明にまで至ることのある病気である.

原因については, 幾つかの説があるが, 眼圧をｺﾝﾄﾛｰﾙすることが対応の基本とされている.

3) ﾄﾞﾗｲｱｲ

涙の量が少なくなったり, 涙の成分が変化する事により, 目の表面が乾燥して, 傷ができてしまう病気である.

IT 機器の進展により, 目を酷使する近年の職場環境や生活環境などから, 急増している疾患である.

4) 加齢黄斑変性

網膜の中心付近にある黄斑部分の機能劣化により, 視力が低下してしまう疾患である.

高齢者に多く見られ, もともと欧米では多い病気とされているものであるが, 最近は日本でも急増している.

症状によっては失明の原因ともなるため, 早期発見が重要である.

過日, ﾄﾞﾗｲｱｲと肩凝りを訴える 30 代の女性患者さんが来院した.

この方は一日中ﾊﾟｿｺﾝに向かって仕事をしていて, 目を酷使し, ﾄﾞﾗｲｱｲと目の疲れを来して, 酷い肩凝りを発症したものの様であった.

人間の情報量の 8 割は目から入手される. 高度情報化社会に生きる現代人は, 目を酷使し過ぎる環境に置かれているのである.

Have a nice day!
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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
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