健康小話

この程, 高知大は, 早産や母胎内での発育不全などで脳性麻痺になった赤ちゃんに, 出産時にへその緒から採った自分の臍帯血の幹細胞などを投与する治療を臨床研究として着手したと言う.

国内初の試みで, 新たな再生医療として期待されている様だ.

高知大によると, 対象は, 妊娠 33 週未満で生まれたり, 出生時の体重が約 1500 ｸﾞﾗﾑ未満になる可能性が高かったりするなど, 脳性麻痺を発症しやすいｹｰｽになるとの事.

出産直後に臍帯血を採取し, 赤血球や血小板を取り除いて凍結保存. 生後半年 - 1 歳までに脳性麻痺と診断された場合, 解凍して血液を点滴する.

この血液に含まれる幹細胞が働いて, 損傷した神経細胞を修復, 再生するとみているためだ.

本人の臍帯血を使うため拒絶反応を起こす心配もないと言う.

高知大では一昨年, 脳に障害を与えたﾏｳｽに今回の治療法を試し, 約 1カ月後, 脳障害ﾏｳｽの運動能力や筋力などが改善したという.

脳性麻痺は, 主に母胎内で胎児が脳に損傷を受け, 運動機能などの障害を引き起こすもの.

千人に 2 人程度の割合で発症するとされている.

直ちに生命に危険が及ぶ訳ではないが, 根本的治療法はなく, これまでﾘﾊﾋﾞﾘを中心に行われて来た.

この間, 脳性麻痺の 6 歳の男児が, 懸命のﾘﾊﾋﾞﾘで歩ける様になった話を紹介した (「ﾊﾟﾊﾟ, お帰りなさい. ﾎﾞｸ, 歩ける様になったﾖ!」).

脳性麻痺のこどもを持つ親にとっては正に朗報である. 一日も早い実用化を実現して欲しいものである.

Have a nice weekend!
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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
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