(1760) 子宮の再生2014/12/20 03:20

慶応義塾大学の丸山 哲夫専任講師や宮崎 薫助教らは, ラットを使った実験で, 子宮の一部を再生する事に成功している.

別のラットの子宮から細胞を取り除いて残したコラーゲン繊維などを足場にし, 移植して効果を確認している.

子宮欠損などで不妊になった患者への応用を目指すと言う.

ラットから子宮を取り出し, 細胞だけを除く 「脱細胞化」 を薬剤を使って実施すると, 繊維と微小な血管の構造が残る.

子宮の 3 分の 1 に相当する部分を失った別のラットに, この足場を移植した.

すると約 1 カ月後, 足場は新たな子宮の細胞で覆われて欠損した部分の再生が進んだのである.

拒絶反応は起きずに周囲の組織と馴染んでいたと言う.

その結果, 子宮を再生したラットは妊娠と出産が問題なくできている.

また, 体の外で子宮の細胞と骨髄から得られた間葉系幹細胞を混ぜて, 足場に注入して培養しても, 子宮が再生したと言う.

実用化までにはまだまだ時間が掛かるだろうが, この手法も再生医療への道を拓く事になって欲しいものである.

Have a nice weekend!
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