ｶﾞﾀﾞﾌｨ大佐との日々 ― 2011/07/14 02:34
昨日に引き続いて, 「英雄, 色を好む」 かと言う話 (?) である.
少し, 前になるが, Newsweek の 4/10 号に, ﾘﾋﾞｱのｶﾞﾀﾞﾌｨ大佐の 「お付き」 看護師だった 24 歳の女性へのｲﾝﾀﾋﾞｭｰ記事が載っていた.
「My Years as Gadaffi's Nurse (ｶﾞﾀﾞﾌｨの看護師として過した日々)」 と題し, 同誌ｳｸﾗｲﾅの女性記者のｲﾝﾀﾋﾞｭｰに答えている.
ﾘﾋﾞｱの独裁者だったｶﾞﾀﾞﾌｨと言えば, 一般には, 派手な服装で知られている.
また, 「指導者は, 豊かさを享受するのは国民の後で良い」 と, 長い間, 兵舎に起居していた, とも言われてきた. (勿論, 誰もがそんな話は嘘だと知っているが.)
けれども, このｲﾝﾀﾋﾞｭｰ記事を読むと, その様な独裁者の知られざる一面を知る事が出来る.
ｲﾝﾀﾋﾞｭｰに応じたのは, Oksana Balinskaya と言う 24 歳のｳｸﾗｲﾅ女性で, 21 歳の時から 3 年ほど, ｶﾞﾀﾞﾌｨの 「お付き」 看護師の一人として仕えていたと言う.
が, ｾﾙﾋﾞｱ人の恋人との間に出来た赤ちゃんが, 姙娠 4 ヶ月となり, お腹が目立ち始め, ｶﾞﾀﾞﾌｨに姙娠を知られる事を恐れ, 革命が風雲急を告げた 今年の 2 月に, ﾘﾋﾞｱ脱出に成功, 故郷のｳｸﾗｲﾅに戻る事が出来たとの事.
最初の 3 ヶ月はｶﾞﾀﾞﾌｨの住む 「宮殿 (Palace)」 に近づく事を許されなかったが, 彼の直接の 「面接試験」 に合格, 看護師の一人として彼の信用を得ることができた.
それからは, 健康管理のために, ｶﾞﾀﾞﾌｨの 「脈と血圧」 とを毎日ﾁｪｯｸするのが彼女の任務で, 後は何不自由のない豪勢な生活を送る事ができたと言う.
(因みに, 私は, お付きの医師団というものもあったのではないか?, と思うのだが, 彼女のｲﾝﾀﾋﾞｭｰ記事には何も触れられていないので, 解らない.)
彼女らの月々のお手当は 3,000 ﾄﾞﾙを超えていたが, これは現地の医療関係者の 3 倍程度だったらしい.
然し, 彼女があてがわれた, 寝室が 2 部屋もある家具付きの高級ｱﾊﾟｰﾄは, 絶えず盗聴され, 彼女の個人生活が監視されていたと言う.
(北朝鮮の 「偉大なる将軍様」 同様, 独裁者と言うものは 「美人」 がお好みらしく, 美人で知られる (?) ｳｸﾗｲﾅからのみ看護師を募っていたらしい.
手記には彼女の写真も載っているが, なるほど, なかなか魅力ある美人ではある.)
･看護師団は 「ﾊｰﾚﾑ」 と一部には呼ばれていたが, それは事実ではなく, "愛人" だった者はいなかった事 (註 : とは言え, やはり一種の "ﾊｰﾚﾑ" だったと考えられる情報源もある),
･ｶﾞﾀﾞﾌｨは妻の嫉妬を恐れていたらしい事,
･暗殺を恐れていた事,
･1 日に何度も着る物を替えていた事,
･熱帯病などに罹ることを極端に恐れていた事など,
彼女は手記の中で, 彼の知られざる一面を語っている.
その一例として, ｱﾌﾘｶ諸国を訪問の際などは, 病気を移されるのを恐れ, 白い手袋をした上, お菓子やお金を出来るだけ遠くに放り投げて, 自分の乗った車に現地の貧しい子供たちが近付かない様にしていたと言う.
風説 (?) とは異なり, 彼は一度たりともﾃﾝﾄで寝た事など無いのだそうだ.
また, ｶｾｯﾄﾃｰﾌﾟで, ｱﾗﾌﾞ民族の音楽をよく聴いていたとも言う.
また, 看護師を初めとする, 彼の取巻き連中に, 毎年, 彼の肖像が刻まれた 「金時計」 を下賜していたと言うのも, 何やら北朝鮮の将軍様に良く似ているではないか.
ｶﾞﾀﾞﾌｨはｽﾀｰﾘﾝと同じ独裁者で, 総ては自分自身の利益のために, あらゆる事を自ら決定していた, とも彼女は言っている.
それ故, 彼女の見る処では, 少なくとも, ﾘﾋﾞｱ国民の過半数はｶﾞﾀﾞﾌｨを嫌っているだろうと言っている.
幸運にも, 彼女は脱出に成功できたが, 残された仲間の看護師たちは, 未だに彼の側近として仕える毎日を送らされ, 彼と 「死を共にする」 事を余儀なくされている, と手記で延べている.
一説によると, 北朝鮮の教科書や 『白頭山伝説集』 には, 金正日は超能力を備えており, 地震を起こしたり, 日本地図を塗りつぶして日本に大型台風を発生させることが出来るのみならず, 「縮地法」 で瞬間移動が出来るとされている由.
ここまで来ると, ｵｶﾙﾄ集団, ｵｰﾑ真理教の浅原彰晃と大差はない.
ﾋｯﾄﾗｰ, ｻﾀﾞﾑ･ﾌｾｲﾝ, 金正日...独裁者と言うものは, どこの国でも似たり寄ったりである事が, この記事からも窺い知る事が出来る.
興味のある方は一読されては如何?
それにしても, 何処かの首相も, 或る意味 「独裁者」 の様相を呈して来てはいないだろうか?
Have a nice day!
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はり・きゅう・ﾏｯｻｰｼﾞ トミイ
http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html
(なお, 診療予約時、「健康小話」 を読んだ, と言って戴いた患者さんは,
初診料が半額になります.)
往診も承っております.
心や身体に関する悩み事など, お気軽にご相談下さい.
E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp
English speaking clients are welcomed!
Oil massage is available!
学割適用始めました!
少し, 前になるが, Newsweek の 4/10 号に, ﾘﾋﾞｱのｶﾞﾀﾞﾌｨ大佐の 「お付き」 看護師だった 24 歳の女性へのｲﾝﾀﾋﾞｭｰ記事が載っていた.
「My Years as Gadaffi's Nurse (ｶﾞﾀﾞﾌｨの看護師として過した日々)」 と題し, 同誌ｳｸﾗｲﾅの女性記者のｲﾝﾀﾋﾞｭｰに答えている.
ﾘﾋﾞｱの独裁者だったｶﾞﾀﾞﾌｨと言えば, 一般には, 派手な服装で知られている.
また, 「指導者は, 豊かさを享受するのは国民の後で良い」 と, 長い間, 兵舎に起居していた, とも言われてきた. (勿論, 誰もがそんな話は嘘だと知っているが.)
けれども, このｲﾝﾀﾋﾞｭｰ記事を読むと, その様な独裁者の知られざる一面を知る事が出来る.
ｲﾝﾀﾋﾞｭｰに応じたのは, Oksana Balinskaya と言う 24 歳のｳｸﾗｲﾅ女性で, 21 歳の時から 3 年ほど, ｶﾞﾀﾞﾌｨの 「お付き」 看護師の一人として仕えていたと言う.
が, ｾﾙﾋﾞｱ人の恋人との間に出来た赤ちゃんが, 姙娠 4 ヶ月となり, お腹が目立ち始め, ｶﾞﾀﾞﾌｨに姙娠を知られる事を恐れ, 革命が風雲急を告げた 今年の 2 月に, ﾘﾋﾞｱ脱出に成功, 故郷のｳｸﾗｲﾅに戻る事が出来たとの事.
最初の 3 ヶ月はｶﾞﾀﾞﾌｨの住む 「宮殿 (Palace)」 に近づく事を許されなかったが, 彼の直接の 「面接試験」 に合格, 看護師の一人として彼の信用を得ることができた.
それからは, 健康管理のために, ｶﾞﾀﾞﾌｨの 「脈と血圧」 とを毎日ﾁｪｯｸするのが彼女の任務で, 後は何不自由のない豪勢な生活を送る事ができたと言う.
(因みに, 私は, お付きの医師団というものもあったのではないか?, と思うのだが, 彼女のｲﾝﾀﾋﾞｭｰ記事には何も触れられていないので, 解らない.)
彼女らの月々のお手当は 3,000 ﾄﾞﾙを超えていたが, これは現地の医療関係者の 3 倍程度だったらしい.
然し, 彼女があてがわれた, 寝室が 2 部屋もある家具付きの高級ｱﾊﾟｰﾄは, 絶えず盗聴され, 彼女の個人生活が監視されていたと言う.
(北朝鮮の 「偉大なる将軍様」 同様, 独裁者と言うものは 「美人」 がお好みらしく, 美人で知られる (?) ｳｸﾗｲﾅからのみ看護師を募っていたらしい.
手記には彼女の写真も載っているが, なるほど, なかなか魅力ある美人ではある.)
･看護師団は 「ﾊｰﾚﾑ」 と一部には呼ばれていたが, それは事実ではなく, "愛人" だった者はいなかった事 (註 : とは言え, やはり一種の "ﾊｰﾚﾑ" だったと考えられる情報源もある),
･ｶﾞﾀﾞﾌｨは妻の嫉妬を恐れていたらしい事,
･暗殺を恐れていた事,
･1 日に何度も着る物を替えていた事,
･熱帯病などに罹ることを極端に恐れていた事など,
彼女は手記の中で, 彼の知られざる一面を語っている.
その一例として, ｱﾌﾘｶ諸国を訪問の際などは, 病気を移されるのを恐れ, 白い手袋をした上, お菓子やお金を出来るだけ遠くに放り投げて, 自分の乗った車に現地の貧しい子供たちが近付かない様にしていたと言う.
風説 (?) とは異なり, 彼は一度たりともﾃﾝﾄで寝た事など無いのだそうだ.
また, ｶｾｯﾄﾃｰﾌﾟで, ｱﾗﾌﾞ民族の音楽をよく聴いていたとも言う.
また, 看護師を初めとする, 彼の取巻き連中に, 毎年, 彼の肖像が刻まれた 「金時計」 を下賜していたと言うのも, 何やら北朝鮮の将軍様に良く似ているではないか.
ｶﾞﾀﾞﾌｨはｽﾀｰﾘﾝと同じ独裁者で, 総ては自分自身の利益のために, あらゆる事を自ら決定していた, とも彼女は言っている.
それ故, 彼女の見る処では, 少なくとも, ﾘﾋﾞｱ国民の過半数はｶﾞﾀﾞﾌｨを嫌っているだろうと言っている.
幸運にも, 彼女は脱出に成功できたが, 残された仲間の看護師たちは, 未だに彼の側近として仕える毎日を送らされ, 彼と 「死を共にする」 事を余儀なくされている, と手記で延べている.
一説によると, 北朝鮮の教科書や 『白頭山伝説集』 には, 金正日は超能力を備えており, 地震を起こしたり, 日本地図を塗りつぶして日本に大型台風を発生させることが出来るのみならず, 「縮地法」 で瞬間移動が出来るとされている由.
ここまで来ると, ｵｶﾙﾄ集団, ｵｰﾑ真理教の浅原彰晃と大差はない.
ﾋｯﾄﾗｰ, ｻﾀﾞﾑ･ﾌｾｲﾝ, 金正日...独裁者と言うものは, どこの国でも似たり寄ったりである事が, この記事からも窺い知る事が出来る.
興味のある方は一読されては如何?
それにしても, 何処かの首相も, 或る意味 「独裁者」 の様相を呈して来てはいないだろうか?
Have a nice day!
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(なお, 診療予約時、「健康小話」 を読んだ, と言って戴いた患者さんは,
初診料が半額になります.)
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