瓦礫処理は何故進まないのか?2012/03/28 04:40

東日本大震災と福島第 1 原発事故から 1 年を経ても, 一向に瓦礫処理が進んでいない.

1 年余を経過しても, 何と, 僅かに 6% を超えただけだと言う.

被災地の復旧・復興の第一歩は, 膨大な瓦礫処理なのである.

政府が受け入れを要請している瓦礫は, 福島県以外の, 岩手県と宮城県の瓦礫で, 然も, 国が示す安全基準を満たすものにかぎられているにも拘らず, である.

遅きに失したとは言え, つい先日, 業を煮やした野田首相が, 各県知事や政令市長に受け容れを促す要請書を発信した.

漸く, 受け容れに動き出した自治体が出始めて入る様だが, 「連帯の絆」 を叫んだ日本人は何処へ行ってしまったのだろう?

私は, 個人的には, 政治家としての石原 慎太郎は好みではない.

然し, 「測って問題ないから持ってくるんだ. 反対する住民には 『黙れ!』 と言えばいい」 と言い放って, 昨秋から, 全国のトップを切って, 被災地の瓦礫処理を開始した石原都知事は, 「流石!」 と認めざるを得ない.

住民の反撥に恐れをなして (?) か, 「国の安全基準が不明確だ」 などと, 原発の再稼働に関する発言か? と勘違いしてしまう様な, 責任逃れに終始している首長が少なくない.

その様な首長は, 中央省庁の官僚出身者に多く見られる様だが, 「ブルータスよ, お前もか!」 とのシェイクスピアのセリフが思い出される.

大阪市の橋下市長の率いる 「維新の会」 が人気なのは, こんな政治状況だからだろう.

尤も, 橋下市長の目指す政治も, スローガンだけが先行していて, 究極の行き着く先が 「具体的に」 見えてはいないけれども...

本ブログで何度か引用したが, Manager are people, who do things right, while leaders are people who do the right things. と言う Warren G. Bennis の言葉を思い返して欲しい.

リーダーとは 「正しい判断を下し, それをやり抜く事が出来る人」 を指すのである.

Have a nice day!
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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