(3484) 動物体内で人の臓器2019/08/21 03:19

文部科学省の専門委員会は, 東京大学のチームが申請していた, iPS 細胞を用いて動物の体内で人の臓器を作る, 国内初の研究計画を, この程大筋で了承している.

人の臓器を動物の体内で作る研究はこれまで禁じていたが, 3 月に指針を改正し条件付きで解禁している.

チームは先ずネズミで膵臓が正常に出来るかを調べる.

将来は臓器の大きさが人に近いブタなどでも実験し, 移植医療に役立てたい考えと言う.

東大の中内 啓光特任教授のチームによる計画は, 遺伝子を操作し, 予め膵臓を出来なくした実験用マウスやラットの受精卵を作る.

それらに人の iPS 細胞を混ぜ, 代理母となる動物の子宮に入れる.

iPS 細胞が目的外の組織に育たないかなどを確認しながら研究を進めて行く計画との由.

また, 肝臓や腎臓についても実施する計画となっている.

胎児に育てば人の iPS 細胞から作られた膵臓などを持つマウスやラットが出来ると期待している. 然し, 臓器の人への移植は現時点で認められていない.

今回はマウスとラットに限り子宮に戻す事が承認されたのである.

今の処, 大型動物については体外での培養のみで, チームはマウスなどで研究を重ね, ブタの子宮に戻す研究を今後申請する計画と言う.

中内特任教授はスタンフォード大教授を兼任し, 研究規制がない米国で人の膵臓を持つ羊を作る研究を進めて来ている.

東大のチームは 6 月下旬に文科省に計画を申請していた.

今回の専門委の了承を受け, 文科省は今月下旬までに東大の研究を正式に認める見通しとの由. 東大は計画が認められ次第, 研究に着手する.

将来的には, 動物の体内で出来た iPS 臓気が人間に移植出来る様に
なるのであろうか?

Have a nice day!
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