(3468) 微細プラ粒子, 湖底にも蓄積2019/08/05 02:19

熊本市にある湖の底に, 世界的に汚染が問題になっているプラスチックの微粒子 「マイクロプラスチック」 が蓄積している事を熊本大の研究グループが突き止めている.

海だけでなく, 未だ研究が進んでいない国内の淡水域にも汚染が広がっている事を示す結果となっている.

また, 水辺で子供が使うポリプロピレン製のスコップが発生源の一つらしいとの実験結果も纏まり, グループは 「マイクロプラスチックを出さない様な遊具の開発が望ましい」 と警告している.

熊本大の中田 晴彦准教授と大学院生の恵良 要一さんらは, 熊本市内の江津湖の 15 地点で底泥を採取, マイクロプラスチックの量を調べている.

14 地点から粒子が検出され, 最も多い場所は泥 1 キロ当り 2091 個が見つかっている.

中国の淡水湖の調査結果より 1 - 2 桁多く, ドイツのライン川やマイン川の底泥と略同レベルで, 世界的に見てもかなり多かったのである.

なお, 最も少ない場所は同 124 個だった.

グループは, 周辺で子供が頻繁に砂遊びをしている事に注目.

江津湖の砂を玩具のスコップで最大 30 分間掻き回す実験をした.

すると, 砂の中から多くのマイクロプラスチックが確認されたと言う. また, 湖の底泥から見付かったのと形がよく似たものもあったとの事.

恵良さんは 「マイクロプラスチックから生物に有害な添加剤などが溶け出す可能性もあるので, 今後, 詳しい調査が必要だ」 とコメントしている.

国内の淡水域は, 琵琶湖の水や泥からマイクロプラスチックの検出が報告されている.

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