ぎっくり腰は慢性化し易い2011/03/04 04:03

ぎっくり腰は何故起きるのか?

ぎっくり腰と言うのは, 腰が捻挫や筋違いを起した様な状態と言える.

急に腰を伸ばしたり, 捻ったりした時に起り易い.

落としたものを拾おうとしたり, 逆に高い所にある物を取ろうとした場合などに多く発症する.

釣堀や渓流で獲物を待って長時間じっと座っていたり, 畳に座って年賀状を書いていたり, と同じ姿勢を長い間取り続けたりした後などにも起る事がある.

また, 肥満も原因の一つとなる. お腹が出てしまうと, 身体の前の方に移動した重心を支えるため, 背中の筋肉に負担が掛かったり, 腰骨が反って来たりする. そうすると腰の関節に負担が掛かり, 動きも悪くなって, ぎっくり腰が起り易くなってしまう.

同じ理由で, ハイヒールを履く女性も腰が反った姿勢を取る事になるので要注意と言える.

ぎっくり腰に限った事ではないが, 一般に腰痛を防ぐには, 腹筋や背臀部の筋肉を鍛えて, 身体のバランスを保つようにする事が肝心である.

肥満の人は, 夜, 仰向けになって足を伸ばして寝るのではなく, 出来れば, 横向きで, 軽く膝を曲げる姿勢を取って寝るようにすると, 腰痛のリスクを減らす事が出来るだろう.

スイミングも腰痛予防には効果がある. 然し, 平泳ぎやバタフライなどは腰を反らせる姿勢を継続するのでお薦めできない. クロールや横泳ぎが望ましい.

腹筋を鍛える運動もお薦めしたいが, 仰向けになり, 背中を床などに付けたまま, 然も, 膝を真直ぐ伸ばした姿勢を取って, 腹筋運動をするのは禁物である.

腹筋運動を行う際は, 必ず膝を軽く曲げ, 背中も少し丸めてやると腰を傷める事無く, 腹筋を鍛える事が出来る.

肥満の人はメタボリックシンドロームの観点からも, 体重を減らす努力が必要である事は言うまでもない.

肥満は腰痛のみならず, 膝下肢痛を惹き起す原因にもなる.

Have a nice day!
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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